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油圧シリンダーの種類

油圧シリンダーは、工業機械や建設機械、自動車など、さまざまな分野で広く使用されています。主に力を伝達するために使用され、その種類は用途や設計に応じて多岐にわたります。以下は、一般的な油圧シリンダーの種類をいくつか紹介します。

1,単動シリンダー: 油圧が一方向にのみ作用し、シリンダーのピストンは油圧によって一方向に移動します。反対方向への移動は、外部力(例えば、ばね)によって行われます。

2,複動シリンダー: 油圧が両方向に作用し、ピストンを前後に動かすことができます。このタイプのシリンダーは、より複雑な動きを要求されるアプリケーションに適しています。

3,テレスコピックシリンダー: 複数の段階に伸縮することができるシリンダーで、一般に「ステージ」と呼ばれる部分が内蔵されています。トラックの荷台の昇降など、大きなストロークが必要な場合に使用されます。

4,回転シリンダー: 油圧を利用して回転運動を生み出すシリンダーで、ピストンロッドが回転する設計になっています。特定の角度での位置決めが必要なアプリケーションに使用されます。

5,スイングシリンダー: 回転運動を生み出すために設計されたもう一つのタイプで、こちらはピストンが固定され、シリンダーボディが回転します。限られた範囲の回転が必要な場合に適しています。

6,差動シリンダー: 内部に2つの異なる面積を持つピストンを有し、それぞれの面積に対して異なる圧力が加えられることで、ピストンの動きを制御します。精密な力の制御が必要な場合に使用されます。

これらのシリンダーは、それぞれ特有の特徴と利点を持ち、用途に応じて選択されます。また、これらの基本的なタイプのバリエーションや特殊な設計も存在し、特定のアプリケーションに最適化されています。

油圧バルブの銘板参考図面

 

 

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