» アニオン添加設備

アニオン添加設備

<例>制御盤のタイトル銘板

アクリル 3mm厚み Φ3.5-2ビス孔 裏彫り


アニオン添加設備とは?

アニオン添加設備は、水処理や化学プロセスにおいて、陰イオン(アニオン)を添加するための装置です。主に以下の目的で使用されます。

  • 水処理(排水・純水・工業用水)

    • 凝集沈殿の促進
    • スケール防止
    • pH調整
  • 化学プラント・製造工程

    • 樹脂や化学製品の製造プロセス
    • 電気めっき処理
    • セラミックス・ガラス製造
  • 農業・食品分野

    • 肥料の添加
    • 食品加工における成分調整

設備の主な構成

アニオン添加設備は、一般的に以下のような構成になっています。

  1. 薬液タンク

    • アニオン化合物(例:ポリリン酸、シリケート、硫酸塩など)を溶解・保存
  2. ポンプ(定量ポンプ)

    • 必要量を正確に供給
  3. 流量計・センサー

    • 流量制御、pHモニタリング、導電率測定など
  4. 制御装置(PLC・制御盤)

    • 自動制御・遠隔監視機能

使用されるアニオンの種類

  • ポリリン酸塩:スケール防止や水質改善
  • シリケート:腐食防止、pH調整
  • 硫酸塩(硫酸アルミニウムなど):凝集剤として利用
  • 炭酸塩・水酸化物:アルカリ性調整

導入のメリット

水処理効果の向上(スケール防止、腐食抑制)
処理コスト削減(薬品の適量制御で無駄を削減)
自動化による省力化(PLCによる遠隔監視も可能)
環境負荷の低減(適切な薬剤添加で排水負荷を軽減)


導入時の注意点

適切な薬品選定(処理対象の水質やプロセスに応じた選択が重要)
設備の定期点検(ポンプ・配管の詰まりや劣化の確認)
安全管理(薬品の保管方法や取り扱いのルール策定)

トップページへ