ステンレス凹エッチング銘板

2024年 8月 16日
凸エッチング銘板

 

ステンレスエッチング銘板において、凸部分を残し凹部分に色を着色する手法は、非常に一般的で耐久性のある表示方法です。このプロセスについて簡単に説明します。

ステンレスエッチングの基本プロセス:

マスクの適用: ステンレスの表面に、デザインに基づいた耐酸性マスク(レジスト)を適用します。これにより、マスクが施された部分が酸の攻撃から守られ、その他の部分がエッチングされるようになります。

エッチング: ステンレスを酸または酸性のエッチング溶液に浸け、マスクがされていない部分を腐食させて凹部を作ります。

マスクの除去: エッチングが完了したら、マスクを除去します。この段階では、ステンレスの表面に凸部(マスクがされていた部分)と凹部(エッチングされた部分)が形成されています。

凹部分への着色:

着色方法: 凹部にエナメルやラッカー、エポキシなどの耐久性のある塗料を注入し、表面を保護します。塗料は通常、筆やスプレー、インジェクションなどの方法で適用され、必要に応じて余分な塗料を拭き取ります。

乾燥と硬化: 塗料が適切に塗布された後、乾燥させて硬化させます。これにより、凹部分が色付けされ、凸部分はステンレスの地金の色のままとなります。

メリット:

耐久性: 凹部に着色されているため、摩耗や環境条件から保護され、長期間美しい状態が保たれます。

視認性: 凸部分と凹部分のコントラストがはっきりとし、視認性が高くなります。

この方法は、屋外で使用される銘板や、機械や装置に取り付けられる識別プレートなど、長期間にわたり高い耐久性を求められる用途に非常に適しています。

 

ステンレスエッチング銘板