キュービクル
2024年8月7日
キュービクル銘板 |
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キュービクルとは、主に以下の2つの意味で使われる日本語の言葉です。
キュービクル(Cubicle): 職場などで使われるパーティションで区切られた個別の作業スペースのことを指します。オフィスの中で個人が集中して仕事をするためのスペースを提供するものであり、半個室のような形をしています。
キュービクル(Cubicle-type Substation): 電力システムにおいて、高圧受電設備や変電設備として使用される設備の一種です。特にビルや工場などの施設内で使われ、高圧電力を低圧に変換する役割を持ちます。これにより、安全かつ効率的に電力を供給することができます。
配電盤、電力を適切に割り当て・制御するための設備です。主に工場、ビル、住宅などの電気設備に使用され、電力会社から供給される電気を各回路に割り当てます、安全に運用できますように。
配電盤の主な役割
- 電力の分配
- 受電した電力を必要な場所へ効率良く配分。
- 電圧・電流の管理
- 電圧や電流を監視し、適切な電圧に変換する場合もある。
- 安全対策
- 過電流や短絡み(ショート)時にブレーカーが作動し、設備を保護します。
- 制御機能
- 機器のスイッチング(ON/OFF)、コンピューター制御、自動運転などを管理します。
配電盤の種類
- 受電盤(キュービクル)
- 高圧電力(6.6kVなど)を低圧(200V・100V)に変換し、各設備電源へ。
- 分電盤
- 一般家庭やビル内で各部屋・設備ごとに電力を割り当てます。
- 動力盤
- やモーターポンプなどの動力設備を管理・制御。
- 制御盤
- 機械や生産ラインの自動制御・監視を行います。
- 計器盤
- 温度、圧力、流量などのセンサー情報を管理し、制御システムと連携。
配電盤の構造
- ブレー(遮断器):過電流や短絡を防ぐ。
- 電力計・計測器:電圧・電流・電力の測定。
- 配線(バスバー):電力を伝えるための導体。
- スイッチ・リレー:電源のON/OFFや自動制御を実行。
関連する安全基準
- 電気設備技術基準(日本)
- JIS(日本工業規格)
- IEC(国際電気標準会議)
- UL規格(米国)
最新のトレンド
- IoT対応電盤:リモート監視やAIによる異常侵害が可能。
- 省エネ対応:電力効率を最適化、エネルギー削減を実現。
- コンパクト化・モジュール化:設置スペースを節約し、メンテナンス性が向上。
まとめ
配電盤は、電力の割り当て・制御・安全確保を考える重要な設備です。用途によってさまざまな種類があり、最近ではIoT技術の導入による高度な監視・管理機能が注目されています。
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