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ノーズ・レドーム

<例>航空機の防衛省銘板

サイズ63×80 厚0.8 4-φ3 4-R2.5 黒半艶  シート有

ノーズ・レドーム(Nose Radome)は、航空機やミサイルの先端部分に取り付けられるレーダーを保護するためのドーム(レドーム)を指します。「ノーズ(Nose)」は機首、「レドーム(Radome)」は「Radar(レーダー)」と「Dome(ドーム)」を組み合わせた言葉です。

ノーズ・レドームの役割

  1. レーダーの保護

    • レーダーアンテナを風、雨、砂、氷などの外部環境から守る。
    • 高速飛行時の空気抵抗や圧力変化による損傷を防ぐ。
  2. 電波の透過性確保

    • レーダー波を妨げない特殊な素材(複合材料や樹脂)で作られ、レーダーの性能を最大限に発揮できるよう設計されている。
  3. 空力特性の向上

    • 機体全体の空気抵抗を減らし、燃費や飛行性能を向上させる。
  4. ステルス性の向上(機種による)

    • 一部の戦闘機では、レドームの形状や素材を工夫してレーダー反射を抑え、ステルス性能を向上させる設計がなされている。

ノーズ・レドームの例

  • 戦闘機(F-22、F-35、F-15など)

    • 火器管制レーダーを搭載し、敵機や目標を探知・追尾する役割を担う。
  • 旅客機(ボーイング737、エアバスA320など)

    • 気象レーダーを内蔵し、気象情報を把握して安全な飛行を支援する。
  • ミサイル(AIM-120 AMRAAM、トマホーク巡航ミサイルなど)

    • アクティブレーダーや誘導装置を内蔵し、目標を追尾・誘導する。
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