UVインクジェット印刷
素材に直接液状のインクを吹き付けるインクジェット印刷。
◆インクジェット印刷は、用紙に直接液状のインクを吹き付けることで文字や画像を印刷する方法です。
◆製版が不要で、小ロットの印刷にも適していますが、同一原稿を大量に印刷する用途には適していません。
◆グラフィツク銘板のように、特注製品の印刷場合は、彫刻、シルク印刷よりインクジェット印刷の方がコスト安です。
◆マルセルやDICの色番号指定できます。
<UVインクジェットプリンタ>
紫外線を照射すると硬化する性質を持つインキを使いプリントと同時にUV光(紫外線)を照射し瞬時にインクを硬化させる印刷方式。インキが硬化することによって直射日光などによる劣化を防ぎ耐久性を持った銘板ができます。
<UVインクジェット印刷について>
紫外線硬化インクを使用し、インクの乾燥を急速に行うための印刷技術です。この方法では、インクを紙や他の媒体に吹き付けた後、紫外線(UV)光を当ててそのインクを即座に硬化します。
この技術の主な特徴は以下の通りです:
高速乾燥:UVインクジェット印刷では、インクは紫外線光によって即座に乾燥し、硬化します。これにより、インクが乾燥するまで待つ時間が大幅に短縮され、効率が向上します。
高品質な印刷:UV硬化インクは非常に明るく鮮やかな色を生み出し、細部まで鮮明に印刷することが可能です。また、UVインクジェット印刷は一般的に高解像度で、細かなディテールと鮮やかな色彩を再現できます。
多様な媒体への印刷:UVインクは多種多様な素材に対応しています。紙やプラスチックから、ガラスや木材にまで、非吸収性から高吸収性の素材まで対応可能です。
環境に優しい:UVインクは溶剤ベースのインクと比較して環境に優しいと考えられています。これは、UVインクが乾燥する過程で有害な揮発性有機化合物(VOC)を放出しないためです。
これらの特性により、UVインクジェット印刷は広告、包装、ラベル、グラフィック等の多くの用途で使用されています。
<グラッフィックス銘板>
集中制御盤 フローシート |
操作・制御盤 産業装置設備 |
消防設備表示板 区域標示 |
注意事項 操作方法説明 |
PETとアルミ張り合わせのグラフィック銘板(最大サイズ400mm×600mm迄)
表側 |
裏側 |
インクジェットプリンターの原理は非常に緻密で、高度な技術に基づいています。インクジェットプリンターは、特殊な液体インクを使ってデジタル画像を生成します。インクは超微細なドロップレットに分割され、プリンターはこれらを正確に紙に射出することで、希望の画像を再現します。
具体的なプロセスは以下の通りです:
コンピュータから印刷指示がプリンターに送信されます。
プリンターのマイクロプロセッサーがこれらの指示を解析し、印刷に必要な動作を行います。
インクカートリッジ内部のインクはノズルへと送られます。ノズルは通常、カートリッジの底部に位置しています。
このノズルを通ってインクが噴射され、紙に向けて射出されます。射出の精度は非常に高く、ドット毎インチ(DPI)という単位で測定されます。このDPIの数値が高ければ高いほど、印刷物の解像度も高くなります。
インクが紙に着地すると、すぐに乾燥し始め、永続的なイメージが形成されます。
インクジェットプリンターは、一般に2つの主要な技術、すなわち「熱インクジェット技術」および「圧電インクジェット技術」のいずれかに基づいています。
熱インクジェット技術:この方式では、ノズル内のインクを加熱し、気泡を作り出します。気泡が破裂すると、インクが噴射されます。この方法は主にHP、Canon、そして一部のLexmarkのプリンターで使用されています。
圧電インクジェット技術:この方式では、電圧を圧電結晶に適用して変形させ、インクを噴射します。この方法は主にEpsonのプリンターで使用されています。
いずれの方式でも、インクジェットプリンターは高品質な印刷を実現するための重要なツールとなっています。
UV硬化のイメージ画像 |