夜光・蓄光・蛍光それぞれの特徴
2015年6月9日
近年大きな地震が発生しています、火山性地震も多く発生している地域があります。
こういった災害もどんな規模で、いつ、どこでというものを選びませんから怖いですよね。
「もし夜中に発生」となった場合、確実に非難経路を確保・認識できますか?
*** 大きな施設以外でも活躍する「夜光・蓄光・蛍光」…
避難灯は皆さんの会社・施設などでも設置されているはずです、ご家庭ではどうでしょうか?
非難誘導灯まではいかなくとも階段に蓄光テープを貼ったり、照明スイッチなどにマークなどがされていたりします。
夜光・蓄光・蛍光それぞれ何が違うのでしょうか?
夜光・・・解釈の仕方かもしれませんが「蛍光塗料」として判断します(※)
蓄光・・・可視光(主に紫外線)の光をエネルギーとして蓄えて発光するもの
蛍光・・・紫外線(UV)ライトの光で反応するものです可視光線では反応しません
※ 夜光塗料というコトバに馴染みのある年齢層の方も多いのでは?と思い記述いたしました。
蛍光というのは光を受けて目立ちやすく作用するもの、蓄光は光を蓄え
最近はある程度の規模の施設なら非常灯や非難経路図などの設置も進んでいて安心できます。
このような誘導灯や表示などは「高輝度蓄光式誘導標識」という名称だそうです。
これは、200ルクスの光線を20分間照射し発光開始から20分経過時の状態での平均輝度が規格で決められています。
S・A・B・Cとクラスによって、また照度も3段階(200ルクス、100ルクス、50ルクス)に区分される。
(総務省消防庁による”高輝度蓄光式誘導標識” についての定義)
*** 身近にある蛍光や蓄光など…
ホームセンターでも蛍光塗料はスプレー式や水性タイプ・速乾タイプ、カラーバリエーションも豊富に販売されています。
色別に性能を比較してみると「緑」や「黄色」が視認性も高く、「青(スカイブルー)」「赤(ピンク)」となっています。
全体には塗料の性能が格段に向上しているため、一昔前の「ボンヤリとした光り方」とは違いかなり「明るい」という印象を受けます。
また持続時間も長く周囲も照らせるほどの光量も確保できるような印象を受けました。
忘れ物の多い方はぜひお試しいただきたいのが「蓄光塗料」を使用したマーキングです。
夜間クルマから降りた際、お部屋から(仕事場)退出する際には電気を消しますよね、キーホルダーやスマホなどに蓄光ペンなどでマーキングしておけば光ってくれるので便利です。
これは現場仕事の多い職人さんにもオススメです、コンベックスやドライバ・スパナなどのしまい忘れにも効果アリですよ。
また床全体にこのような塗料で塗装しておくと落下した部品の発見率も向上するそうですのであなどれません。
避難誘導にもインテリアやホビーにも使い方次第でいろいろ活用できますね。
*** ちなみに!!!「蛍光ペンの蛍光」は「蛍光塗料の蛍光」と同じか?…
蛍光ペンのインクは蛍光性のインクだそうです、蛍光塗料の紫外線による反応とはちょっと違います。
光の波長を取り込んでマーキングした箇所の色を鮮やかに表現する効果で、わかりやすく目立つようになっています。