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リサイクルマークの数字の意味を知っていますか?

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私たちの生活に必要な「プラスチック」「ビニール」製品。
これらは、原油から加熱・蒸留され硫黄分を除去(脱硫)した材料をもとに作られています。
(ガソリンや灯油なども同じ原料・工程からそれぞれ精製されていきます。)

こういった貴重な資源を輸入に頼る日本ではリサイクルによる原材料の確保は当然の仕組みです。

*** きっちり数字で仕分けられるかなぁ?…
リサイクルマーク内の数字と対応する素材

1:PET(ポリエチレンテレフタレート)ペットボトル・フィルム製品など
2:GDPE(高密度ポリエチレン)コンビニ弁当の容器など
3:V(ポリ塩化ビニル:PVC)ラップ・ホースなど
4:LDPE(密度ポリエチレン)ポリ袋・ビニールシートなど
5:PP(ポリプロピレン)家電製品・衣装ケースなど
6:PS(ポリスチレン)おもちゃ・食品用のケースなど
7:OTHER・・・その他

皆さんのお住まいの自治体などでそれぞれ「収集する資源」も「分け方(分別)」も違ってきます。
“分別は「可燃」「不燃」しかないよ” というトコロもあれば “非常に細かく分ける地域” もあります。

*** ごみと扱うのか資源として活用するのか…

○ 細かく分別 ・・・ 資源としての品質向上はできますが「多くのカゴなどに分けられる」ため、収集にかかる備品・人件費などの増加
 (収集場所での仕分けカゴやネットがより多く必要、利用者のモラル向上や認知広報に時間などもかかります)

○ 一般プラスチックごみとして収集 ・・・ そのままでは他材の混入により品質としては並、しかし初期投資は抑えられます
 (収集場所などのスペースも少なくてすみます、しかしリサイクル工場でさらに仕分ける必要があります)

私たちのキチンとした分別により、原材料の確保という面での良い循環ができるではないでしょうか。

例えば「PETボトル」はみなさんも毎日のようにお世話になっているはずです。
原料の「PET樹脂」は “ナフサ(※)” から精製されています「エチレン」「プロピレン」を取り出し、そこへ「テレフタル」「エチレングリコール」を加えて科学的重合=ポリマー化したものです。
※ ナフサは原油を加熱・蒸留した際にできるものです、PET樹脂はポリエステルの一種でナフサから作られます

この「PET樹脂」製造にリサイクル原料も使用されています、リサイクルされた原料はナフサで精製した樹脂の99.9%同じ純度になります。
今では需要も多くなり、年間53万トン(2005年度)以上ものPETボトルが製造されています。
リサイクルも過去(2005年当時)60%だった回収率も現在(2011年以降)では80~90%ととても高いものになっています。
(回収率の高い国は欧州に多く見られます、さすが環境先進国[スウェーデン・ドイツなど]ですね)

日本では「PET樹脂の製造」には輸入原油の「0.数%」を使用していますが、「リサイクル原料」の活用で資源の節約にもなっています。