「RFID」って耳にしますがどんなものなんでしょうか
2015年10月23日
カードは何かにつけ必要なモノの一つですが、ご自分の大事な情報をしっかり管理されていますか?
日本も「マイナンバー」制度を導入して全国民を対象にした個人への様々なサービス利用が行われます。
セキュリティーの問題もありますがこういった情報を介したサービスはもうアチコチで利用されていますよね。
こういったサービスには「ICタグ」「ICチップ」などといった電波を利用した個人(個体)情報などの利用がされています。
ニュースのキーワードでも「RFID」という言葉を聞くことがありますがこれは、Radio Frequency(電波) IDentification(個人の身分認証)の略です。
*** 実際使用されているもの…
例えば、電子マネー・ポイントカード・会員カード・電車などのIC乗車券などです。
事前に現金をチャージしておけばいちいち財布から現金を出し入れすることもありませんので支払いがスムーズです。
また「おつり」で小銭が財布の中で一杯になってしまうこともありませんので効率的に使用できます。
現在の主なICチップを使用したカードなどでの「データの読み書き」方式は、
接触式・・・リーダーに挿入された際に電源が供給される仕組み(当然ですが「接点」が表面に出ています)
非接触式・・・リーダーに接近することで電波を電源に置き換えて起動する仕組み(樹脂などにはさまれているので接点不良はない)
とあります。
「カード挿入口」に入れるだけ、または「カード読み取り位置」にかざすだけという手軽さも利用者側には大変便利です。
また”IC”とは違いますが「携帯電話・スマートホン」へ電子マネーアプリのインストールがされていることが普及へ拍車をかけているようです。
*** 情報がこれ一つでは不安な点も…
「これだけ」というのは確かに便利ではあります、しかしその分気をつけなければならない面もあります。
専用端末以外でも読み書きができてしまうとしたら…内容の書き換えが自由にできてしまうと困ることも多くあります。
・住所や氏名などの個人情報の漏洩や改変とそれによる「ストーカー被害」
・金融機関からの個人資産の引き出しや改変
・電子マネーなどの残金の不正処理
・病院などでの診察履歴などの漏洩
スーパー・コンビニ・ドラッグストアなどでの買い物利用から、保険証や年金記録などといった公的記録の一括管理による利便性のウラで一つが漏れることで連鎖的にデータが漏洩してしまう可能性も否定できないそうです。
こういった対策の一つにカードの保管(カードケース)に専用のケースを使用することが有効だと聞きます。
スキミング防止のフィルムを貼ったり、ステンレスやアルミのケースを使用したりすることでデータのスキミングを防止できるそうです。
非接触式のカードは電波を数十センチ~数メートル発生します、この範囲でスキミングすれば “データを頂戴できる” のです。
そういったメリット、デメリットは何事にもつきものですが個人個人による管理もしっかりしていかなければなりません。