「段ボール」は、流通でもご家庭でも大活躍
2015年11月13日
一般家庭でも業者さんでも物流には「段ボール」の箱が大活躍しています。
最近のネットを介してのショッピングでは荷物は配送業者の紙パックか段ボール箱で届くものなどがほとんどです。
*** 段ボールの仕組み…
「段ボール」というと”段ボール箱”を思い浮かべるでしょう、でも「段ボール」というのは箱ではなく紙板の状態をいいます。
段ボールは波状の紙とまっさらな(平な)紙が合わさって構成されています。
その原材料のほとんどは「古紙(リサイクル)」が多く使用されていますので “エコ” なものなのです。
特徴のある形状によって「緩衝材」としての機能もはたしています。
イラストのように段ボールは波状に加工された紙と平らな「ライナー」と呼ばれている紙とを接着して作られています。
段ボールに使用される紙は「古紙」の多層構造抄きの厚めの紙です。
また最近では段ボール特有のこの形状のまま樹脂で作られたものもあります。
樹脂製ですから丈夫で多少の水濡れも平気ですから、精密機器類などの製造現場などで「通い箱」として使用されています。
コンパクトにたたんで使いやすいのと何度でも繰り返し使用できることから資源の節約にもなります。
形状を応用することで「防音」の効果もあるのでこういった機能を活用されている方もいらっしゃいます。
また、紙製の段ボールもデザイナーさんの手にかかるとちょっとした “スツール” となります。
独特の構造は重ねたりすることで強度もクリアできることからこういった製品開発へと繋がったそうです。
※ 従来の段ボールに比べて約10倍もの強度があり、通常使用する程度であれば充分耐えられるものです
*** 段ボールといえば…
段ボールといえばやはり「荷造りやパッケージ」の資材というイメージがあります。
それに加えて “緩衝材として、また緊急用のトイレや更衣室など間仕切り” などにも使用されています。
「段ボール箱」というと単純に折り返した箱を思い浮かべますが、最近では組みかたも複雑で「中身の形状に合わせた外箱」というイメージも多くあります。
一枚の段ボールでいかに丈夫な構造の組み方をするか、また組み立てやすく開封しやすいものにするかも大事なことです。
本を通販で購入した際には「段ボール」で挟んだ状態で梱包してある場合もあります、これなら折り曲げられなくて助かります。
解体しても折りたたんだりすればコンパクトになるので回収などの処分もしやすいのは良い点です。
その後のリサイクルでまた流通の役にたてる「段ボール」は生活の中でも欠かせないモノの一つですね。