粘土の種類あれこれ
2016年2月9日
子供の工作用の教材や遊び道具には何と言っても「紙ねんど」。ですね!
でも、何で「紙ねんど」なんでしょう?また、身近な所で「粘土」は大活躍!
そんな「粘土」について自身の経験を踏まえ、少し考えてみたいと思います。
1・紙粘土:子供の工作に!/安いから教材に子供の遊び道具にぴったりです。ただし、
脆い!硬化後の加工には向かないです。絵具で塗ったりニスでツヤ出しして人形とか作れるよ!
2・石粉粘土:本格的な造形物を作る人は使ってるよ!(石膏粘土・高級石膏粘土)
こちらは石の粉末を粘土状に固めた粘土だから硬化した後に彫刻したり、細かい細工が
施せるんだ!いわば「アーティスト向け」の素材の一つだね!
3・生コン:ビルとかコンクリートで壁とか作るのに使うよ!(勾配も付けるよ!)
最近、欠陥住宅のニュースとかよく聞くけど、基本は粘土細工と同じなんだ!
土台にたくさん金属棒やらでフェンスを組んで、型枠を作っておいて、そこに
コンクリートを流して硬化しきらない内にヘラで綺麗に平らにならすんだけど、肝心の
金属棒の本数をケチったりするから、粘土細工の人形の「あ・・足が!足が折れた!!」
みたいな事になっちゃって・・・。人が何千万も払って一生に一度の大きな買い物で生涯暮らすのに、
それはあってはならないことだよね!まったく・・・。
4・土壁:左官屋さんが「ならす」し芸術性高いよ!
最近は昔懐かしい「土壁」も、再び脚光を浴びているよ!旅館や高級料理店など
「芸術性」を求められる場所で、「匠」が「巧みな技」でオーナーさんのイメージや要望に沿った
内装を演出するんだ。工業デザインに通ずる部分もあるけど、こちらはもう少しアートよりかな。
ところで、左官屋さんは雨水を家周りから外へ流す為の「勾配」を付けるのも得意技だよ。
地味だけど大事な仕事さ。今度、気が向いたら自分の家の外も見てみるといいと思うよ。
最後に。生コン作業について僕の経験から・・・。
夏は早く乾くから急がなきゃならないし、雨が降ると雨粒でコンクリートに
跡がついちゃうから作業出来ないよ!だから雨の日はお休みさ!逆に冬は硬化が遅いから
それはそれで時間との戦いさ!(暗くなっても懐中電灯片手に作業とか。)いずれにしても
お天道様と相談しながら仕事しなきゃならないんだ。あと、地味に暦とか「日の善し悪し」なんかも
スケジュールに関係するよ。何と言っても一生に一度の生涯住む、「大事な高額の買い物」だからね!
(・・・子供図鑑風に書いてみましたが、いかがだったでしょうか?)