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半合成繊維・再生繊維 セルロース

セルロースナノファイバー

合成繊維について調べた回で合成繊維の中で生産量第四位のセルロースについては別の回でとり上げることにしていました。
ですので今回はそのセルロースについてとり上げたいと思います。

天然繊維の化学成分について
木材・紙・綿・麻はセルロースでできています。
羊毛・絹はたんぱく質でできています。
(天然繊維の成分ではセルロースとたんぱく質が見られるように、化学繊維にもたんぱく質系の化学繊維とセルロース系の化学繊維とが見られます。)

セルロースについて
「セルロースとは分子式(C6H10O5)nの炭水化物(多糖類)です。
植物細胞の細胞壁・植物繊維の主成分です。
天然の植物質の3分の1を占めます。
地球上で最も多く存在する炭水化物です。」(wikipediaより引用)
地球上で多く存在する資源であるセルロースは素材としての使用としても注目されています。
繊維の素材として以下に分類されます。

化学繊維 セルロース
「セルロースの繊維には天然繊維(天然高分子)を原料にしてつくられる再生繊維と、
天然高分子を改質してつくられる半合成繊維があります。

セルロース系化学繊維
セルロース系化学繊維にはセルロース系再生繊維とセルロース系半合成繊維とがあります。

再生繊維
セルロース系再生繊維では、レーヨン・キュプラ・ポリノジックなどがあります。成分はセルロースです。
半合成繊維
セルロース系半合成繊維にはアセテートなどがあります。成分は酢酸セルロースです。」
(セルロース化学繊維、成分と分類についてwikipediaより引用)

セルローズファイバーについて
古紙や段ボールなどから製造される断熱材です。「セルローズファイバー」と呼ばれています。
木質繊維断熱材ともいわれ建築用断熱材として使用されます。

セルロースナノファイバーについて
紙パルプや木質パルプから生成される最近注目されている化学繊維です。木や紙から製造できるので製紙各社や旭化成などが開発しています。
鋼鉄の5分の1の重さで、強度が鋼鉄の約5倍の素材です。
熱にも強い素材です。豊富な天然資源であるセルロースから丈夫な繊維が製造できるということで今注目の素材です。