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電話の歴史

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電話の歴史についてご存知でしょうか。電話には誕生から現在の発展までに様々なエピソードがあります。今回はそのお話です。

電話の誕生は1876年2月14日午前11時頃、弁護士のG・G・ハバードがアレクサンダー・グラハム・ベルの特許明細書を提出し、同日午後1時頃にはイライシャ・グレイが予告記載書を提出しました。当時、アメリカでは出願申請の日付ではなく発明成立の日付が早いほうに特許が与えられるという決まりにより、1876年3月7日に米国特許174465号としてグラハム・ベルが取得しました。つまりベルはグレイより2時間早く電話の特許を取得したので電話の生みの親となったのです。

1877年にアメリカ合衆国から初めての輸出先として、日本に2台の電話機を送りました。この2機をもとにして1878年に日本製の電話機が作られます。その後、日本国内で工部省が電話の必要性を政府に強く訴えます。そして1890年に東京・横浜で電話サービスが開始され、1906年に太平洋横断の海底ケーブルが布設されました。この頃の電話の使用者は政府や軍などでまだ電話を使える人は限られていました。

1923年に起こった関東大震災の復旧をきっかけに自動電話交換機が採用されるようになりました。しかし、当初は市内電話に限られており、市外電話まで使われるようになったのは戦後からかなりたってからです。また、戦時中に使わていたトランシーバーをから電話の小型化が構想されるようになりました。

1963年(昭和38年)、日本電信電話公社によって制式化され、提供が開始されました。国が各家庭に黒電話を支給したのです。それから1985年に電話の民営化が始まります。同年にNTTが携帯電話「ショルダーホン」を発売。この製品の重さは約3kgでした。

その後、電話は携帯電話が小型化・多様化していきます。本体やバッテリーが小型化し、誰でも持ち歩けるようになり、カメラやインターネット、ゲームなど機能が追加されます。

そして2010年以降、iosやAndroidをOSとしたスマートフォンが世界で普及するようになります。アプリによって機能を追加できて拡張性が高く、タッチパネルで直感的な操作が可能で非常に便利なものとなりました。

今ではNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの大手3会社や格安スマホの事業者が通話サービスを提供しています。

電話の日進月歩によって今の生活はとても便利になったのです。