パソコンのbitとは
2017年1月20日
パソコンのOSやゲーム機といった機械には性能の表記に32bitや64bitといった謳い文句が載っていることが多いです。ではそのbitとは何でしょうか?パソコンの性能の単位だと思う方もいるかもしれません。そこで今回はbitのお話です。
bitとはbinary digit (2進数字)の略でコンピュータが扱うデータの最小単位です。1bitで2通りの表現ができます。それは0と1です。コンピュータの脳内は0と1だけで構成されているのです。
2bitになると2通りの2剰の表現、つまり4通り(00,01,10,11)が出来ます。なのでWindowsのOSの32bitは2の32剰のデータを、64bitは2の64剰のデータを同時に処理できるパソコンです。
もう一つ大事なのはバイト(Byte)です。画像や動画などのデータの量にKBやMBがあります。これはbitに密接に関わっています。
まず8bitは2の8剰です。これは256通りとなりなます。
8bit=1Byteです。キロバイト(KB)Kとは10の3剰あるいは2の10剰です。したがって1KBは1000Byteあるいは1024Byteになります。パソコン上では1KB=1024Bとして用いることが多く,区別するために KiB と表しキビバイト(Kibi Byte = Kilo-binary Byte)と表すこともあります。
これらのことから、32bitのOSなら扱える一度に扱えるデータ量は2の32乗、すなわち42億9496万7296通りとなり約43億バイトで、4GBのデータまで同時に扱えるという計算になります。なので一度の処理が4GBまでなので32bitのOSは4GBまでのメモリ(記憶装置)で十分という答えになります。
なお、64bitなら2の64剰まで可能ですので1844京6744兆0737億0955万1616通りとなります。約172億GBととても膨大です。
今回は計算だらけの内容になってしましたが、如何でしたでしょうか?つまりコンピュータは人と違って0と1しか覚えられないのですが計算が飛び抜けて早いのです。