先進国のEV電気自動車へとシフトしていく計画の影響
2017年10月20日
EVへシフトするフランス・イギリス・中国の自動車のトレンドを受けて日本の自動車メーカーも次世代生き残りをかけて動き始めています。
トヨタは自社でEV電気自動車の量産を中国でする計画を発表しました。
そして8月トヨタとマツダが資本提携をするニュースが飛び込んできました。
トヨタがマツダに出資し、マツダもトヨタに出資するようです。
トヨタは2020年までに、マツダは2019年までにEV電気自動車を独自開発し発売することを発表しています。
トヨタ・マツダは両社で「EVの制御技術」を共同開発する模様です。
両社はアメリカで工場を共同で新設することを検討していると報じられています。
具体的なEVの開発・生産はそれぞれが独自に行う方針です。
クリーンディーゼルエンジンにこだわって自動車製品開発してきたマツダにとってはトヨタの存在がこれから救いになってくれるのではないかとも考えられます。9月末にトヨタ・マツダ・デンソーがEV開発のための新会社を設立しました。スズキなどのメーカーも加わるもようです。
近況では現在日産・ルノー・三菱が三社が一体となっています。この三社一体の会社はフォルクスワーゲン・トヨタを抜いて世界首位の売り上げを実現しています。それを率いているのがカルロスゴーン氏です。
日産・三菱は電気自動車を商品化している実績もあり、これから世界のEV電気自動車トレンドに応えていくのではないかと考えます。
電池の動向にも変化が
また、国内ではNECがリチウムイオン電池の150億円規模の価値の事業・生産子会社を手放す方針であることも報じられています。NECはこの事業で日産リーフにリチウムイオン電池を開発・供給してきていました。フランス・イギリス・特に中国がEV量産・優遇措置に入るため事業の投資・生産規模が莫大なものになるという流れのなか投資・生産規模が到底追いつかない規模になることを見越しての手放す判断となったのではないかと推測されます。
このNECのリチウムイオン電池を買い取ったのは中国の投資ファンドGSRグループです。
このことはEV電気自動車の量産・開発を中国がリードしていくかもしれないということも意味しているかもしれません。
これからさらにリチウムイオン電池の投資規模・生産規模が大幅に拡大されていきそうです。
日産の車載用電池はこれからどういう調達の行方になるかも注目です。
日本国内では自動車生産の行方はこれからどうなっていくのでしょうか。
筆者としては水素・水素を燃料とする電池も大切にしてほしいです。