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二次電池

NECは8月に車載用リチウムイオン電池生産の事業を売却しました。
この事業は日産リーフなどに供給されていたEV電気自動車搭載用のリチウムイオン電池生産事業です。
この事業は中国の企業が買収しました。
筆者は少なからずショックを受けました。
超優良な事業のように見えるのにNECが売却してしまったことにです。
EV電気自動車の仕様の今後は、資本や事業規模が簡単には手が届かなくなってしまうほど大きすぎるということなのでしょうか。

電気自動車EVとは「二次電池式電気自動車」ともいいます。
二次電池とは充電によって繰り返し使用可能な電池のことをいいます。
二次電池は蓄電池・充電池とも呼ばれます。
国内メーカーでは早速、東芝・パナソニックが車載用などの新しいリチウムイオン電池の開発・生産に動き始めました。

東芝は10月3日、次世代リチウムイオン電池製品SCiBの試作に成功したと発表しました。
東芝インフラシステムズ株式会社がこのSCiBという二次電池を製造開発しています。
製造開発拠点は柏崎工場です。
このSCiBは6分間で容量の90%まで急速充電可能だと発表されています。
短時間の充電で320kmを走行することができると発表されており2019年度の実用化を目指しています。
また、6分間の急速充電で400km走行できる電池の開発実現も目指しています。
この二次電池は負極の材料にチタンとニオブの酸化物を使用しています。
それによって結晶がきれいに合成可能となり体積あたりの容量を倍増させることができるようになったそうです。
安全性もあり、-30℃でも使用可能・長寿命でもありこれは車載用に秀でた二次電池、リチウムイオン電池ではないかと考えられます。

パナソニックも9月29日車載用リチウムイオン電池を姫路工場で開発生産することを決めました。
パナソニックは姫路工場で液晶ディスプレイを生産してきました。
その姫路工場内で新しくリチウムイオン電池の開発・生産が始まるようです。

国内メーカーもいち早く車載用二次電池の開発が始まっています。
EV電気自動車は今後自動車の主力となっていくのでしょうか。
また、国内メーカーはこれからEV電気自動車・二次電池式電気自動車搭載用の二次電池の主力となることができるのでしょうか。
期待したいところです。