CO2貯留
2019年9月20日
(イメージ画像)
二酸化炭素CO2貯留
「二酸化炭素の貯留とは、気体として大気中に放出された、あるいは放出される直前の二酸化炭素を人為的に集めて、地中・水中などに封じ込めること・またその技術のことを言います。
CO2貯留、二酸化炭素地中・水中固定、二酸化炭素地中・水中隔離、炭素隔離など様々な名称があります。
いくつかの方法がありますが、現在研究が推進されている代表的なものに二酸化炭素の回収・貯留(CCS)があり、代名詞的に用いられています。
化学・工学的に二酸化炭素を分離回収して、それを貯蔵・利用する手法であり、普通、光合成によるものなど、生物による二酸化炭素の吸収と貯留は、炭素固定と呼んで区別されています。
二酸化炭素の貯留に関しては、二酸化炭素の回収方法と貯留方法にそれぞれいくつか種類があります。」
(「」、二酸化炭素貯留 Wikipediaより引用)
日本でも化学吸収法の二酸化炭素回収技術を採用して、貯留した二酸化炭素を海底に貯留する方法を模索しています。日本は小さな島国で、陸地も少ないため、その地理的条件を超えるための二酸化炭素貯留の海底貯留が有効な手法・技術として前向きに開発が進んでいるようです。
ESG投資やSDGs投資が世界の投資家の方たちの未来に向けた投資のトレンドとなってきており、二酸化炭素の回収・貯留技術はその投資トレンドに対応する技術開発ではないかと考えられます。
日本では東日本大震災と津波・福島の原発での水素爆発事故以降、原発の多くが稼働停止し、その後現在稼働を再開している原発も限られています。
その一方で、液化天然ガスを活用した火力発電が大手の電力会社によって推進されているという状況です。
液化天然ガスによる火力発電は、石炭火力発電よりも発電時にかかるCO2排出量はより少ないと言われています。
ただ、火力発電に頼っている現在の日本では、CO2も含めた温室効果ガス排出量を抑制していくことは、欧州が主導する国際的な環境問題対策の具体的な活動の1つとして重要であると考えられます。
そう考えてみると、気候変動・地球温暖化への対策の1つとしての、大気中へのCO2排出減に寄与する二酸化炭素回収・貯留技術は、もし具体的で有効な手法が決まってくれば価値を生むと考えられます。