身近な研磨
2014年2月14日
研磨というと工場などでの作業というイメージがあり、家庭では関係のない言葉に思えます。
家庭内でも実は意外と見つかる研磨について見てみましょう。
『音楽CDの研磨』
CDは厚みが約1.2mmで記録層以外はこの層を保護する為の層です、この層の小キズを研磨すると綺麗になります。
CD(DVD)の材質はほぼポリーカーボネート(通称:PC)という樹脂でできています、という事は樹脂の研磨という事になります。
樹脂の研磨には注意が必要で、研磨による熱の影響や、表面の透明さを維持する事にも気をつけなければなりません。
『包丁の研磨』
包丁は研磨ではなく、一般的には”包丁を研ぐ”と言いますよね。
プロは天然砥石やグラインダーで研ぎますし、人造砥石といわれるモノを購入して台所などでシャカシャカとやりますね。
最近よく見かけるものでは、電着砥石として合成ダイヤモンドが使われた「ダイヤモンドシャープナー」が多く出回っています。
小さなダイヤモンドの粒が表面から出ていて、包丁やナイフの刃先を研磨するという仕組みです。
水で砥石を濡らす事もなく、簡単にササッとできるのが特長です。
『歯の研磨』
歯は意外と硬く、水晶・石英などと同じ硬度を持っているそうです。
歯を”研磨する”という言葉で解釈すると、歯の表面のエナメル質を研磨することになります。
“研磨する”という意味合いでは、ペースト状のダイヤモンドや炭化ケイ素が使われます。
しかし、磨くというよりも削り過ぎると逆効果なので気をつけなければならない場所でもあります。