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電気自動車とその周辺の技術・サービス

(画像、イメージ)

車載電池の開発計画
トヨタ自動車は6月に技術説明会を開き、バッテリーEV向けの電池の開発計画を発表しました。
トヨタ自動車は高級車種向けに全固体電池の生産を2027~2028年あたりに投入することを計画しているようです。
ただ全固体電池仕様車だけだと販売価格が高額になってしまうため、
全固体電池以外の3タイプの車載電池も発表されました。
豊富に採れるリン酸や鉄などで製造できる、リン酸鉄リチウムイオン電池仕様車等も量産し併せて販売する計画のようです。

欧米・中国はEV化が加速する模様
欧米や中国ではいち早くバッテリーEV化が進んでいます。
再生可能エネルギーの普及が進む同地域には、バッテリーEVが普及する素地があるといえます。
車載電池や蓄電池は再生可能エネルギーを主電源としていく上で、電気を貯めたり・消費したりする上で役立つと考えられます。
先端半導体に関しては米国主導の規制があります。
しかし、電気自動車に搭載する半導体はパワー半導体などの非先端品のため、規制を回避でき、
電気自動車の製造は北米でも中国でも今後も進化していく可能性が高いと考えられます。

通信の技術革新・普及
上空を飛行する人工衛星を介した通信ネットワーク(米スペースX社のスターリンク)がウクライナ国内の通信インフラを支えています。
人工衛星を介した通信ネットワークはネットの断絶リスクを回避する、
緊急時に非常に役に立つことが分かってきています。
米スペースX社の人工衛星の発射成功回数は他社の人工衛星発射成功回数をはるかに凌いで結果を出しているといいます。
ただ、宇宙のごみ対策も将来の宇宙空間の安全運営のために欠かせないとも考えられます。
電気自動車などオーバージエアOver The Airで通信ネットワークでプログラム更新される製品にとってネットの断絶リスクの解消は非常に重要であろうと考えられます。
上空を無数に飛行する人工衛星を介してネットが断たれるリスクを回避しながらネットを活用できると考えれば、
通信のトラブルを解消できるメリットとしては大きいかもしれません。
電気自動車の将来を考えて、再生可能エネルギーの普及・蓄電池開発量産・無数の人工衛星での通信ネットワーク・蓄電池群を活用した仮想発電所など、
色々な知恵が絞られてきているのだということを感じさせられます。