自動車をめぐる新たな事業と流れ
2024年1月5日
ホンダ、GMと無人タクシーを2026年から東京都中心に運行開始
2023年10月19日、ホンダと米ゼネラルモーターズは2024年に共同出資会社を立ち上げて、
2026年から東京都内を中心として運行開始することを発表しました。
無人タクシーとは自動運転レベル4の運転手のいないタクシーです。
自動運転に関しては米国や中国で開発とサービスとで先行しています。
日本国内では2023年4月からレベル4の自動運転が解禁されたところです。
日本ではタクシー業界や安全への配慮で実用化に慎重な面があったと考えられます。
ただ、タクシーやバスなどドライバー不足の懸念がある中、
ついに日本のクルマメーカーが自動運転レベル4の無人タクシーの運行サービス事業に参画することになる模様です。
ホンダは安全運転の難易度の高い東京で無人タクシーを運行させて、
安全性をしっかり詰めた検証を行ってから、地方都市への展開を考えていく計画のようです。
トヨタ北米で2025年からテスラ式の充電規格NACSを採用していくことを表明
トヨタ自動車は2023年10月20日、2025年以降に製造するトヨタ・レクサスのEVの一部車種をNACSに対応させていくことを発表しました。
トヨタのすでに販売済みのEV車にはNACS対応のアダプターを改めて提供する対応もとると表明しているようです。
これでホンダ・日産そしてトヨタも米国で普及しているテスラ式の急速充電規格NACSを採用することが判明してきました。
2023年10月現在のところ米国で、テスラ式の充電器はEVに充電する機能を備えた充電器の普及はなされていますが、
EV電池に貯まった電気を電力網に放電・送電する機能まで付加された仕様の充電器の普及までには至っていないようです。
今後自宅に設置した蓄電池やEVの蓄電池を賢く利活用していくことを考えると、
充電だけではなく放電・送電の役割をも果たせる技術・機能を備えたサービスも普及していくことが、
賢く電気を融通する上でより良いのではないかと考えられます。