共用キュービクル式受電設備
2024年11月2日
<例>共用キュービクル式受電設備の真鍮銘板
サイズ100×200 厚み2.0
共用キュービクル式受電設備は、複数の建物や施設で電力供給を共有するための受電設備です。通常、キュービクルは高圧の電力を低圧に変換するための設備で、特にビルやマンション、商業施設などで広く利用されています。この設備には以下のような特徴があります。
1. 構成
高圧受電設備:高圧電力を受け入れ、電圧を変換するトランスを含む設備。
配電盤:受けた電力を各使用施設に分配するための配線設備。
保護装置:過電流や短絡から設備を保護するためのブレーカーやヒューズ。
2. メリット
コスト削減:複数の施設で共用するため、個別に受電設備を設置する場合に比べて導入コストが削減されます。
効率性:複数施設で電力を管理・供給するため、電力の効率的な使用が可能です。
メンテナンスの一元化:一つの設備で管理することで、点検や保守が一元化され、効率的なメンテナンスが行えます。
3. デメリット
電力消費量の管理が複雑:各施設の電力使用量を把握し、適切に分配する必要があります。
設備の規模が大きくなる:共用設備であるため、設置スペースや規模が大きくなることがあります。
トラブル時の影響が大きい:一つのトラブルで複数施設に影響が及ぶリスクがあります。
4. 設置の際の注意点
設置場所は、安全性とアクセス性を確保することが重要です。
定期的な点検・メンテナンスが必要で、受電設備の信頼性を保つことが求められます。
電力会社や電気工事の専門業者との調整が必要であり、法令や安全基準に準拠して設置されます。
共用キュービクル式受電設備は、特に大規模施設や共同住宅など、電力供給が安定して重要な施設で活用されることが多いです。
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