油圧パワーユニットの種類
2025年2月13日
<例>油圧パワーユニットの銘板
サイズ20×80 厚1.0 2-φ3.5 黒
油圧パワーユニット(Hydraulic Power Unit, HPU)には、用途や構造に応じてさまざまな種類があります。
1. 標準型油圧パワーユニット
一般的な用途に使用される、ポンプ、モーター、油圧タンク、バルブ類を備えた標準的なユニット。産業機械、建設機械など幅広い分野で使用される。
2. コンパクト油圧パワーユニット
小型・軽量化されたユニットで、ポータブルな設計。電動またはエンジン駆動のものがあり、モバイル機器や狭いスペースでの使用に適している。
3. 高圧油圧パワーユニット
高圧(例えば70MPa以上)の作動油を供給するユニット。試験機、プレス機、特殊機械など、高圧が必要な場面で使用される。
4. 低圧油圧パワーユニット
比較的低圧(例えば7MPa以下)の作動油を供給するユニット。シンプルな駆動系や冷却用のアクチュエータに使用される。
5. 電動式油圧パワーユニット
電動モーターを動力源とする一般的なタイプ。工場や固定設備で使用されることが多い。
6. エンジン駆動式油圧パワーユニット
ガソリンやディーゼルエンジンを動力源とするタイプ。電源がない場所や屋外作業で使用されることが多い。
7. 可搬型(ポータブル)油圧パワーユニット
持ち運び可能な小型ユニットで、油圧工具や救助機器(レスキューツール)などに使用される。
8. 水圧式パワーユニット
作動油の代わりに水圧を利用するタイプ。環境に優しく、防爆が求められる場所や食品・医薬品業界で使用される。
9. 防爆型油圧パワーユニット
引火や爆発の危険がある環境(化学プラント、鉱山、石油精製施設など)で使用される。防爆仕様のモーターや電装部品を備える。
10. 特殊用途向け油圧パワーユニット
特定の用途にカスタマイズされたユニット。船舶、航空、医療機器などに最適化された設計がなされる。
使用環境や必要な圧力・流量に応じて、適切な油圧パワーユニットを選定することが重要です。
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