レーザーを利用した技術
2014年3月21日
レーザーというと何かSFチックな想像をしてしまいますね。
でもCD・DVDデッキにも採用されている技術くらいはみなさんもご存じですね。
レーザー自体は電磁波の一種で次のような特長があります。
・構成する電磁波の波長が同一
・それぞれの同一波長の位相が同じ
・光とは違い、中心から外側へと拡散しない「高指向性」を持っている
レーザーは同一波長による電磁波です、電波に比べ数万倍もの周波数を持ちます。
電波とは違って距離が長くなっても波長に広がり(ロスにつながる)が出ませんので、大量に安定した情報を送れます。
光ファイバーを使用した情報通信システムでは、発光器からの情報を増幅しながら長距離の受光器へと安定して送れます。
その受光器にはフォトダイオードを使用して、送られてきた情報を電気信号へと変換して利用します。
(フォトダイオード=光を電気エネルギーに変える)
以下はレーザーの応用による技術です。
医療用レーザーメスのメリット:
非接触での施術が可能なので細菌による感染も防げる事や、止血効果もあり効率もあげられます。
ピンポイントでの照射ができますので、周囲への影響も少なくて済みますし確実に狙った箇所へ使用できますので短時間での施術が可能になり、患者さんへの負担も減らすことにつながりますし「がん治療」や「網膜」の手術にも応用されています。
レーザー出力による加工技術:
ダイヤモンドから紙まで様々な素材を加工できる特長もあります。制御もしやすいので切断加工・穴あけの加工・表面の処理なども可能です。
CADデータの利用によって光硬化性樹脂へ照射することで造形物を製作できるシステムは超高精度での仕上がりです。