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圧力容器構造規格

<例>圧力容器適用法規のステンレス銘板

サイズ100×160 厚1.0 4-φ4 4-R5 黒半艶


圧力容器の構造規格は、圧力容器の設計、製造、検査、運用、安全性を確保するための基準を定めたものです。

1. 国際規格

ASME ボイラーおよび圧力容器コード(BPVC)

  • ASME BPVC Section VIII : 圧力容器の設計と製造に関する規格
    • Division 1 : 設計が比較的シンプルで、広く使用される
    • Division 2 : より詳細な設計計算が必要で、高圧用途向け
    • Division 3 : 超高圧用途向け(10,000 psi 以上)

ISO 16528(圧力容器の国際規格)

  • 国際標準化機構(ISO)による圧力容器の安全基準

2. 日本の規格

1.高圧ガス保安法

  • 高圧ガスを扱う圧力容器の安全基準を定める
  • 「高圧ガス設備等の技術基準」や「容器再検査基準」などがある

2. ボイラー及び圧力容器安全規則(JIS B 8265、JIS B 8266)

  • JIS B 8265 : 一般的な圧力容器の設計、製造基準
  • JIS B 8266 : 小型圧力容器に関する規格

3. 電気事業法に基づく規制

  • 発電所や電力設備向けの圧力容器は電気事業法規制の対象となる

3. 欧州の規格

PED(圧力機器指令、2014/68/EU)

  • EUにおける圧力機器指令で、CEマーキング取得が必要

EN13445 規格

  • PEDに準拠した非ボイラー圧力容器の詳細設計基準

4. その他の規格

  • AD 2000(ドイツ規格)
  • GB 150(中国規格)
  • RCC-M(フランスの原子力関連規格)

用途や適用範囲によって適用すべき規格が違います。

 

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