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パワーシリンダー構造

パワーシリンダー装置の銘板例

アルミ 15×25 厚0.3 4-φ3.2 黒 艶ミラミン加工


パワーシリンダー(Power Cylinder)は、空気圧・油圧・電動などの駆動方式を使って直線運動を行うアクチュエーターで、主に産業機械や搬送装置などで使われます。以下に、一般的なパワーシリンダーの構造を解説します(今回は油圧または電動式をベースに説明します):


🔧 パワーシリンダーの基本構造

1. モーター(電動式)または油圧源

  • モーター:サーボモーターやステッピングモーターが使われます。

  • 油圧源:油圧ポンプが使用される場合もあります。

2. スクリューシャフト(ボールねじ・台形ねじ)

  • 回転運動を直線運動に変換する役割。

  • 高精度な位置決めが可能。

3. ナット部(トラニオン or ロッド)

  • スクリューシャフトと連動し、スライド部(ロッド)が前後に動く。

  • ロード(負荷)を直接押す/引く役割。

4. ハウジング(シリンダーボディ)

  • 機械の外装であり、内部の機構を保護します。

  • 強度と放熱性が必要。

5. ロッド(出力軸)

  • 荷重を伝える可動部。

  • エンド部にリンクやアタッチメントが取り付けられ、ワークを動かします。

6. エンコーダ(電動式)

  • 回転数や位置をフィードバックするセンサー。

  • 高精度な制御が可能。


⚙️ オプション構成(用途によって異なる)

  • ブレーキ機構:停止時の位置保持

  • リミットスイッチ:エンドの位置検出

  • 減速機:トルク向上と速度制御

  • 冷却ファン:連続使用時の温度管理

 

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