パワーシリンダー構造
2025年4月17日
パワーシリンダー装置の銘板例
アルミ 15×25 厚0.3 4-φ3.2 黒 艶ミラミン加工
パワーシリンダー(Power Cylinder)は、空気圧・油圧・電動などの駆動方式を使って直線運動を行うアクチュエーターで、主に産業機械や搬送装置などで使われます。以下に、一般的なパワーシリンダーの構造を解説します(今回は油圧または電動式をベースに説明します):
🔧 パワーシリンダーの基本構造
1. モーター(電動式)または油圧源
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モーター:サーボモーターやステッピングモーターが使われます。
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油圧源:油圧ポンプが使用される場合もあります。
2. スクリューシャフト(ボールねじ・台形ねじ)
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回転運動を直線運動に変換する役割。
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高精度な位置決めが可能。
3. ナット部(トラニオン or ロッド)
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スクリューシャフトと連動し、スライド部(ロッド)が前後に動く。
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ロード(負荷)を直接押す/引く役割。
4. ハウジング(シリンダーボディ)
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機械の外装であり、内部の機構を保護します。
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強度と放熱性が必要。
5. ロッド(出力軸)
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荷重を伝える可動部。
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エンド部にリンクやアタッチメントが取り付けられ、ワークを動かします。
6. エンコーダ(電動式)
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回転数や位置をフィードバックするセンサー。
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高精度な制御が可能。
⚙️ オプション構成(用途によって異なる)
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ブレーキ機構:停止時の位置保持
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リミットスイッチ:エンドの位置検出
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減速機:トルク向上と速度制御
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冷却ファン:連続使用時の温度管理
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