段ボールの作り方
2014年4月18日
段ボールとは板状の紙を波状・角度を付けて折り曲げた中間層とその上下を板状の紙で貼り合わせる事で強度を上げた紙製品をいうそうです。
そのまま仕切り板のように使用したり、折り加工をして箱型にした「段ボール箱」は誰でもお世話になっているはずです。
製造現場でも流通業界でも必要不可欠な資材になっています。
梱包材・緩衝材としての利用から、葬儀の際の祭壇や防音素材として使用したりと幅広い利用方法もあるようです。
椅子やテーブルなどのインテリアにもなっている強化段ボール(通常の約10倍の強度)は耐水性もあります。
段ボール自体が再利用可能な素材ですので、回収して再加工すればまた活躍できるのもエコな素材です。
段ボールを加工する段階でも、ステッチャ―という機械で針金(ホチキスみたい)で固定したり、糊(熱で接着するグル―タイプ)が使用されます。
段ボールは少しの加工で成型もしやすいので、ガムテープや透明ポリ素材のOPPテープなどを活用して我々も梱包したりしますね。
カラの状態なら折りたためば一枚の紙板状になりコンパクトに収納できるのも特長ですね。
素材には古紙などを使用するため、独特の臭いなどがあり長期保存には向かない場合もあるようです。
またプラ素材の段ボールもあります(構造が段ボールのような造り)、精密機器の搬送や長期保存をしたい場合に向いています。
プラ素材なので繰り返しの使用もでき、軽量で耐水性もありコスト面でも性能面でも利便性は高く「通い箱」にも最適です。
もともとはイギリス紳士の「シルクハット」の吸汗材として開発されたそうです。
その後梱包・包装資材として広く利用されるようになりました。
ちなみに「段ボール」という言葉は日本人が名付けたそうです。