「ポイ捨て厳禁!!」当たり前になった「空き缶リサイクル」
2015年2月27日
リサイクルというと「ちょっと面倒」なトコロもありますが一昔前と比べると常識として捉えられてきましたよね。
各自治体によってもその分別方法もいろいろですが、かなり細かく区分をして収集される地域もあります。
リサイクルで一番見かけるのは「缶(スチール・アルミ)」「ペットボトル」「発砲スチロールのトレイ」などです。
この中でも「缶」は昔から”ポイ捨て” の代名詞でもありました。
(海岸や山道で散乱している光景は気分の良いものではありません)
しかし「リサイクル」の普及によって「ヒト」の意識が変わり、そういった光景も減っています。
特に「缶製品」に着目して見てみるとリサイクル率も「スチール缶」「アルミ缶」ともに80%以上で近年では90%以上にもなっています。
この状況には再利用できる資源としての認識を広めるという事が重要だったのではないでしょうか。
全国の約95%もの自治体がこういった「回収およびリサイクル」に寄与しているのです。
年々「缶製品」の需要はスチール製からアルミ製へとシフトされつつありますし、飲料などでは「ペットボトル」が取って代わる存在となりました。
この「ペットボトル」もリサイクルされ再資源化されていますよね。
スチール製の缶は生産量がやや減少しつつあるのですが、アルミ製の缶は安定した生産量と再資源化率(リサイクル)されています。
昭和40年代後半には缶飲料の普及やレジャーなどの習慣により消費量が増加、それに伴い回収されるべき率は低かったそうです。
その状況を危惧して活動された鉄鋼・製缶・販売などの各業界による組織で「環境美化」およびその「再資源化」を図っていきました。
スチール缶は選別工程でも特性によりピックアップされやすいので再資源化も効率よく行われるようになります。
製鉄の時点でアルミを少量添加することで余分な酸素を除去する工程があるので「缶製品」ならば厳格に分別することなく使用できます。
(きちんと分別するに越したことはありませんが…)
アルミ缶も「アルミ缶」・「自動車部品」や「電化製品」などへの再利用ができます。
世界に誇る「モノ作り」の盛んなわが国ですが「モノ作り」には材料が必要です。
国内のみでその必要な材料を調達する事が困難な日本ですので「再利用」できるものを大事にしていきたいものですね。