次亜塩素酸って「ノロウィルス」に効果アリと聞きましたが…
2015年5月1日
「花粉症」や「食中毒」は、年中気をつけていなければいけないことなんですね。
また近年では高齢化に伴い家庭での介護が多くなってきますが、体力の落ちた高齢の方は特にノロウィルス感染にも気をつけたいですね。
ノロウィルスは電子顕微鏡でようやく確認できるほどの小さなものです。
単体では生存できないのですが、少しでもヒトの細胞に入り込むと感染状態となってしまう感染力の強いウィルスです。
二枚貝に多く見られるもので、貝は冬場に栄養を蓄えようとするため貝自体に多くウィルスが蓄えられることになります。
このため冬場の感染が多く認められていますが、貝からだけではなく感染したヒトが接触したモノからも感染してしまうほどの強い感染力を持っています。
数個のウィルスでも感染して体内へと侵入すれば爆発的に繁殖してしまうのですが、大きな症状は3日ほどで落ち着きます。
ただし強烈な嘔吐・下痢などの症状が急激にまた、頻繁に現れることもあり、キケンな状態になってしまうことがあります。
感染経路も「(感染した)ヒトからヒト」「(感染した)ヒトが接触したモノからヒト」へというパターンが多いのも特徴です。
** こういった感染力の強いウィルスは飲食業界や食品を加工製造されている業界でも困りモノです。…
使用する素材は新鮮であること、また使用器具類の清掃管理も行う
加工時(特に下ごしらえ)にはなるべく低温の環境で行う
キレイな水(流水)を使用して清掃・洗浄をするなど衛生面での配慮をする
加工製造されたものは冷蔵され(加熱され)温度管理された状態で保存・流通される
以上の大まかな管理はモチロン、もっと徹底された管理の下消費者へと提供されています。
加工・製造時には「次亜塩素酸水」や「紫外線殺菌水」なども使用されています。
これらは強い殺菌力もあり上記の「ノロウィルス」にも効果的な方法です。
紫外線殺菌は「牡蠣の水揚げ時」や「養殖水槽など」「トイレなどの手洗い場にある”エアータオル”」にも使用されています。
・次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸水も殺菌性能が高いことで知られています。
・次亜塩素酸水は「次亜塩素酸」を「食塩水など」と電気分解させた水溶液です。
・次亜塩素酸ナトリウムは、家庭用の漂白剤に使用されている成分です。
テレビの報道でも「ノロウィルス」「インフルエンザウィルス」には漂白剤を使用した消毒方法が紹介されています。
これはご家庭でもできる「次亜塩素酸ナトリウム」を使用した殺菌方法です。(黄色ブドウ球菌・サルモネラ菌にも有効です)