化粧水はお肌へ「浸透？」「吸収？」

化粧水のCMなどで「浸透圧」という言葉を聴いたことがありますが何でしょうか。
おそらくこのCMではお肌への浸透が良いということなのでしょう。(自己解釈ですが…)

*** 身近なもので「浸透」と関係あるものといえば…
浸透圧＝浸透膜(半透膜)というものなら結構身近にあります。
それは浄水器の「フィルター」や人工透析の際の半透膜もそういった原理を利用しています。

浄水器といっても「ご家庭の水道水の浄化」から「海水から真水を精製する」ためにも使用されています。
旅客船でも使用されていて航海の長い期間でも真水を使用することができるようになっています。

*** 浸透するという意味は…
仕切りのついた容器に「真水」と「塩水」を入れます。
この仕切りを「半透膜」にすると[真水は塩水側へと移動]するのです。
これは塩水のほうが濃度が高いためで、濃度の違う液体は同じ濃度になるように自然と移動するのですがこれを「浸透圧」といいます。
もしこの容器の「塩水」に圧力をかけると塩水から水分だけが移動して真水となります。

半透膜(※)の利用により海水(汚水)から純水(真水)を取り出すこともできます。
(※：半透膜—動物や植物の細胞膜のことを主にいいます)

半透膜は “水の分子” は通します、「塩水」などの溶解液でも同じです。
人間の血管や細胞膜もこの原理と同じことです。

人工透析の機器類の働きは腎臓での働きをカバーするものですが、主に血液中の「老廃物除去」「水分量の調整」をしています。
塩水から真水を取り出すことは、体内に摂取されたカリウムの排出と考えれば「透析」も浸透圧の応用というのがわかります。

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先ほどのCMでのキーワードはこの「浸透圧」をイメージしたかったのでしょうね。
皮膚からの細胞レベルまでの「吸収」というものを「浸透＝浸透圧」となぞらえたものでしょうか？？

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