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3Dプリンターの普及でできること

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フィギュアやスマホのケースなどちょっと時間がかかりますが自分でも作れるようになります
少し前までは「高価」で「大掛かり」だったハイテク機器類が家庭にも普及しています。
ソーラー発電でも、携帯電話でも当初は大きかったですが、今では「屋根の上」「手のひらの中」といった具合です。
そんな中で「3Dプリンター」はまだまだ高額ではありますが徐々に普及しつつあります。

*** 3Dプリンターとはどんなものなのでしょうか…
3Dプリンターは1990年始め頃には開発され実際に使用されています。
パソコンなどからのデータ(CADやスキャンなど)により、溶かした材料・粉体の材料(一般のプリンターで言う”インク”)を使用して製作(印刷?)するものです。
※ 材料による薄い層を形成してそれらを積み(塗り)重ねる方法で立体構造物の製作をします。

当初は「機器本体」「使用する材料」などのコストは高価で活躍する場面も限られていました。
(建設業界などでは”3Dでの完成モデル”の製作などに使用されています)
印刷(出力)方法や使用できる材料の広がりにより普及もしやすくなってきました。

確かに出来上がりの良さを追求すればハイエンドクラスのものをご購入すればよいのですが…(価格が…)
しかしお手頃価格のものでもしっかりと設定をしておけば良いモノが出来上がります。

要は、時間をかける、材料を吟味する、設定を適正に行う…当たり前ですがやはり基本はココなんですね。

*** インクではなく「材料」???…
3Dプリンターも身近にある “プリンター” と同じように「インクジェット式」「ピエゾ(素子)式」などがあります。

・インクジェット式 —
 材料となる樹脂(アクリル系)をインクジェット式で噴射して層を形成していく方式
 紫外線硬化が主に施されますが、完成品自体も光により劣化していきます(樹脂製品の宿命でしょうか)

・光硬化樹脂によるプール方式 —
 専用の容器に満たされた樹脂に紫外線を照射して固化させていく方式
 材料は液化樹脂(ポリマー)で細かい造形が可能です、これも完成品自体が光による劣化をしてしまいます

・熱溶解式-FDM積層方式 —
 コイル状になった樹脂を熱で溶かして固める方式
 ABS樹脂などの材料を使用していてためコスト的にも扱いやすいのですが、製作時の環境に影響されるデリケートな 面もあります

・粉末接着方式 —
 主に石膏などの粉体の材料と接着剤を使用した方式(身近な例では「樹脂粉体+のり」を使用しています)
 カラーバリエーションが豊富ですが、衝撃などに弱く取り扱いよる製品のムラができやすい

・インクジェット式(ピエゾ方式) —
 ワックス材をインクジェット式のように層を形成させて作っていきます
 精緻な細工もできるほど細かい造形に向いています、細かくできる分強度にもデリケートな面も…

使用する材料により「医療分野」でも「食品分野」でも活躍することができます。
実際材料に「食材」を使用した食べられる構造物がネットでも公開されています。
(複雑な構造をしたラムネ菓子のようなものを見た記憶があります。)
「食べ物をおもちゃにするな!!!」なんて昔の考えなんでしょうかね…?