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これからアスベスト対策が必須となるんです!!

解体工事イメージ画像
昭和30~40年代の高度成長期に建てられた建造物の老朽化と、それに伴う
耐震基準見直しによる解体工事が、これから本格的に始まります。

それらの建材には有害物質「アスベスト」が多くの場合、含まれており
解体工事に限らず居住者にも有害な影響を与えるのです。
「トゲ状」のアスベスト繊維は口から入り、肺に突き刺さり約20年ほどでガンなどの病気となって
顕在化し、その発症率は極めて高いと言われています。「アスベスト」
今回は、その構造に迫りたいと思います。

「アスベストとは何か?」(-以下、ウィキペディアより一部、引用-)
アスベスト:石綿(いしわた、せきめん。
蛇紋石や角閃石が繊維状に変形した天然の鉱石で無機繊維状鉱物の総称。
蛇紋石系(クリソタイル)と角閃石系(クロシドライト、アモサイトなど)に大別される。

「成分・種類」蛇紋石系:クリソタイル(温石綿、白石綿)
暗緑色の蛇紋岩の割れ目に生成したもの。クリソタイルから作られる石綿を温石綿と呼ぶ。
文字通り、綿のように柔らかい。日本では2004年10月に使用が禁止。

角閃石系:クロシドライト(青石綿)/石綿状のリーベック閃石 のこと。
針状に尖った繊維で、クリソタイルのような柔らかさは無い。最も毒性が強いとされ、
1995年から使用も製造も禁止。

アモサイト(茶石綿):カミントン閃石/(英語版):グニュネル閃石(英語版)系列。
1995年から使用も製造も禁止された。

アンソフィライト(直閃石綿):直閃石 :トレモライト(透角閃石綿):透閃石 アクチノライト(陽起石綿):緑閃石
(-以上。一部、抜粋-)

一本の繊維は直径0.02~0.05um(髪の毛の5000分の1程度)といわれ、耐久、耐熱、耐薬、電気絶縁性などに優れ、しかも安価であるため「奇跡の鉱物」と呼ばれ当時、重宝されたようです。

しかし・・・その実、空気中に飛散したアスベスト繊維を長期間、大量に吸い続けると肺ガンや中皮腫の
発症率の誘因となる事が後に解り、「静かな時限爆弾」と呼ばれるようになったそうです。

対策:今も老朽化した建物を解体工事し、それを仕事にしている方も多くいます。そして、これからその需要も高まってくる事と思われます。
しかし、「静かな時限爆弾」である事を自覚せねばなりません。

それは業者さんだけでなく、その近隣住民の方も同じだと思います。
私個人としての一番簡単な対策は、微粒子(繊維)を通さない「防塵マスクを着用する。」
これに尽きると思うのです。古い建物の取り壊しを自身で、また近所である場合に、
心に留めておいたほうが良いと、個人的に思うのです・・・・。