火打石の構成物質
2016年3月1日
(イラストはイメージです)
私は時代劇が好きだ。・・そう。時代劇と言えば、「おかみさん!」
「あんた!気ぃ付けてな!」からの火打石で旦那を送り出す、あの場面です。
子供のころ、よく真似したものです。・・・?火が出ないじゃないか!
「おかみさんの「火打ち石ごっこ」をやっても火が出ないじゃないか!!」
なぜだ!?いったい僕の何が悪いんだ?打ち方にコツでもあるのか!?
「さっそく密着取材を敢行したいと思います。」
1・これが「火打石」だ!!(-以下、ウィキペディアより引用-)
火打石(ひうちいし)とは、鋼鉄片の火打金に硬い石を打ちあわせて出る火花を火口に点火する
「火花式発火法」に用いる硬質の石、またその発火具。
材質としては玉髄、チャート、石英、ジャスパー、サヌカイト、黒曜石、ホルンフェルスなどが用いられた。
西ヨーロッパなどでは白亜層や石灰層に産出し、ドーヴァー海峡の両岸などに多数ある
フリント型チャートの一種であるフリントを用いた。
「火打石による発火の原理は、火打石を火打ち金に打ち付けることによって
剥がれた鉄片が火花を起こす」もので、火打石同士を打ち合わせても火花は出ない。
火打ち金を削ることができる硬度があればよいので、火打石の材質は前述の通りに種類が多様となる。
2・なぜ、おかみさんは火打石を打つのか?「切り火」とは?
日本の時代劇の一幕で火打ち石を打つのをよく見かけるが、
これは厄除けのために行ったものであるといわれる。すなわち、古来火が清浄なものとする考え方から、
火打石で火花を起こすことを切火(きりび)を切るともいい、身を清めるまじないや、
火が魔除けになるという信仰的な(お祓い)としての意味である。ただし、樋口清之(國學院大學名誉教授)は、
「切り火の習慣が定着したのは明治時代に入りマッチの普及で需要が落ち始めた火打石業者が宣伝用に
外出時の切り火を考え出したもので、時代考証上から見て岡っ引きの切り火は不自然だ」としている。
しかし、火の文化史の研究者である和光大学の関根秀樹によれば、
宝暦年間の平賀源内の著作『太平楽巻物』に切り火の場面が描かれ、山東京伝『大晦曙草紙』にも、
浮世絵や川柳にも類例があることから、江戸時代中〜後期に厄除の切り火の風習があったことは確実であるという。
また、鳶職や花柳界、柴又の門前町、東京下町の職人社会、落語などの演芸の世界などでは、
2000年代の現在も毎朝切り火を行う風習が残っているという。
(-以上。ウィキペディアより一部、抜粋-)
「分かりました。本部、ありがとうございます。」(・・本部?)
・・冗談はさておき、これで火打石の謎が解明されました。私が子供のころに真似していたのは、
「「ただの石ころに、石ころを、ぶつけていただけだったのです!!」」
「では、以上で密着取材を終了します。本部、ログアウトします。」(・・本部?)