10進法とは。
2016年5月13日
前回、コンピュータの成り立ちと、それを形成する為の
「2進法」というものを紹介しました。
その記事の中で、初期のコンピュータの演算には
「10進法」が使われていた。という事に気付かされました。
そこで今回は、2進法とは異なる、「10進法」について
考えてみたいと思います。
「10進法とは、学校で習う、算数だった。」(今回はcpuでの応用は割合します)
「10進法」:0~10の数の事。また、この10個の記号を使い数を表す方法を指す。
1桁目を01とする。(桁上げ)右側の数が10に達すると左側の数は2となり、
この繰り返しで数を表示する方法。(例:12345~)
「2進法と10進法の数の表し方の違い」
それに対して2進法(2進数)は「0」「1」のみで数の単位を表すので、
当然、表示方法も計算方法も全く異なります。
例えば2進法で1~10を表す場合、0=0 1=1 2=10 3=11 4=100 5=101
6=110 7=111 8=1110 9=1001 10=1010 と言う具合に、
全く異なった表示方法になるのです。
また、加算法もこれに準じ、「0+0=0」「0+1=1」「1+0=1」「1+1=10」と、
一般的な10進法の表し方と、全くの別物と言っていいと思います。
おそらく、この一見複雑な2進法の「0=無、1=有」の組み合わせの方が
コンピュータの構造上、計算し易かった為、現在の2進法にプログラミングが
落ち着いたのだと考えられます。
ただ、当時(少年時代)の私自身もそうでしたが、
1つでも数を間違えれば、全て間違えた事になるので
膨大な量のデータから、その間違い(エラー)を見つけ出すのは、さながら
ちょっとした「パズルゲーム」でした。(しかも半日~1日ががりで・・・)
ですが、その「エラー」を埋めて、プログラミングが完成し、
「RUN」でソフトが起動した時の感動は、何物にも変え難いものでもありました。
(起動した画面の出来はともかく。)