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レジ袋、ポリエチレンについて

レジ袋

ポリエチレンはエチレンを重合させてできるポリオレフィンです。
ポリエチレンはポリオレフィンの一種でポリオレフィンともいいます。

レジ袋の原料は石油由来
エチレンの原料は石油からできるナフサです。ナフサを高温で分解してエチレンができます。
そのエチレンを重合させてポリエチレンをつくります。
「改正容器包装リサイクル法」が施行されて、レジ袋の削減が求められています。

近所のスーパーでもマイカゴ・マイバックに
レジ袋が有料化されて、マイカゴ・マイバックをカートに乗せてスーパーに入るお客が増えました。
身近なスーパーのレジの現場では「袋はいらない」との声もよく聞くようになりました。
消費量が日本では一人当たり年間約300枚ポリエチレンの袋が消費されている計算になるそうです。

バイオポリエチレンが開発されています
サトウキビからできるエタノールをエチレンにして、それをもとにポリエチレンを製造する方法が開発されています。サトウキビの廃糖蜜を発酵させてエタノールにして高温で脱水してエチレンをつくります。そのエチレンを重合させてポリエチレンをつくります。製造工程で石油製のポリエチレンよりも少ないCO2消費でポリエチレンが製造できる計算になります。

素材のバイオマスプラスチックへの変換が進んでいます
2011年からポリエチレンのバイオベースの製品の商品生産が始まっています。
価格は通常の石油由来のものより高くなります。
2010年代の後半はバイオマスプラスチックの飛躍的な活用拡大が政策目標とされています。
石油消費の削減とCO2消費削減が目標のセットになっています。
そのためにもバイオプラスチックはそれを実現する手段となっています。
一人当たりの石油由来のレジ袋消費を削減するだけでも間接的に石油消費を削減する活動になります。
皆さんの身近なスーパーに通うときにもマイカゴ・マイバックを活用しレジ袋を断れるようにしましょう。
スーパー側自体がバイオポリエチレンのレジ袋を採用するのも良いかもしれません。