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コンタクトレンズの成分

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コンタクトレンズは眼の角膜に直接装着するプラスチック製のレンズです。
私は大学生時代に眼科に通って二週間で使い捨てのソフトコンタクトレンズを使っていました。
乾燥させてはいけないので専用の保存液で洗浄し保存液に浸して専用の右目用・左目用ケースに蓋を閉めて保管しました。
二週間使った後捨てて、また新しいソフトコンタクトレンズの封を開けてというように使いました。
視力や角膜や眼の状態を診てもらいながら眼科医の先生にソフトコンタクトレンズを処方してもらいました。
一年半ほど使用していましたが、管理が良くないのか目の充血や違和感が強くなってきてやめてしまっています。
保存液でよく洗浄してきれいな状態を保ちしっかり管理する必要がありました。
私の場合はアレルギー体質だからではないかと考えられます。
それからはずっとメガネを使っています。
コンタクトレンズはハードコンタクトレンズからソフトコンタクトレンズへの移り変わりの歴史があるようです。
どのような成分でできているのでしょうか。

コンタクトレンズの成分はポリメチルメタクリラートがベース
初期のコンタクトレンズはかつてハードコンタクトレンズとよばれポリメチルメタクリラートでできたものです。
ポリメチルメタクリラートはアクリル樹脂のプラスチック素材です。
ポリメチルメタクリラートはPMMAと略称されます。
このハードコンタクトレンズは酸素透過をせず長時間の使用もできないため現在では使われていません。
ですがこのPMMAはコンタクトレンズのベースとなる成分です。

酸素透過性コンタクトレンズ(現在のハードコンタクトレンズ)
PMMAにフッ素やケイ素を導入したコンタクトレンズが産まれ酸素透過性コンタクトレンズができます。
PMMAにフッ素やケイ素を導入すると酸素透過性になります。
PMMAにケイ素を導入したコンタクトレンズの成分はポリペンタメチルジシロキサニルプロピルメタクリラートでPSiMAと略称されます。
PMMAにフッ素を導入したコンタクトレンズの成分はポリヘキサフルオロイソプロピルメタクリラートでPFMAと略称されます。

ソフトコンタクトレンズ
PMMAに親水性のヒドロキシル基(-OH)を導入したソフトコンタクトレンズができました。
このソフトコンタクトレンズは酸素透過性はありませんが、親水性で涙を介して酸素を透過させる性質を持っています。親水性に富むため水の吸着力の高い物質です。このソフトコンタクトレンズは成分がポリヒドロキシエチルメタクリラートでPHEMAと略称します。

ソフトコンタクトレンズの新素材
シリコーンハイドロゲルと呼ばれるものです。含水率に関係なく酸素透過性をもつ性質をもち新素材として注目されています。