映像端子
2016年12月23日
皆さんは今時のテレビゲームを遊びますか?昔はゲーム機とテレビに黄色・白・赤のケーブルを差してゲームの映像をテレビに映して遊んでいたかと思います。今回はそのケーブルの端子のお話です。実はあのケーブルはRCA端子といって長年SD画質の映像をモニターに映す役割をしていた物なのです。テレビゲームだけでなく、パソコン、ビデオデッキ、監視カメラ等にもRCA端子が使われていました。ですが、今ではそれ以外の規格の端子が普及しています。画質の基準もSD画質からHD画質へと変化し、映像の伝送方法もアナログからデジタルヘ移ったのでRCA端子では映像も見劣りしています。そこで代表的な規格の端子を紹介したいと思います。
RCA端子
上記の端子。長年使われてきた黄色・白・赤のケーブル。アナログ映像しか映せないので今では古い規格とされています。
VGA端子
アナログRGBコンポーネント映像信号を出力(もしくは入力)する装置のコネクタ。規格としては若干古く、大手企業が2015年までにVGAへの対応を終了しHDMIやDisplayPortに移行する方針を表明しました。
DVI端子
Digital Visual Interface(デジタル ビジュアル インターフェース)の端子。デジタルディスプレイ装置の映像品質を最大限活かすよう設計された映像出力インタフェースの標準規格です。主に液晶ディスプレイに使われます。2000年代以降、コンピュータのディスプレイは、液晶ディスプレイに主力が移りつつあるので、デジタル伝送も行えるDVIコネクタが広く普及してきています。
D-Sub端子
映像機器のアナログ映像信号を伝送するために規格された日本独自の接続端子。D端子をデジタル端子であると紹介されることが多いですが、形状による命名で、内部の信号はアナログ信号です。
HDMI端子
High-Definition Multimedia Interface(高精細度マルチメディアインターフェース)の略で、映像・音声をデジタル信号で伝送する通信インタフェースの標準規格です。デジタル家電向けのインタフェースで映像・音声・制御信号の伝送を1本化されています。2014年(平成26年)1月1日以降製造の映像機器はハイビジョン画質・SD画質問わず全ての従来型端子によるアナログ伝送が全面禁止となったので、近年の主流の規格となりつつあります。
映像端子の規格は時代の流れと共に移り変わっていくのです。