アルミ缶の高精細印刷
2017年2月14日
アルミ缶はアルミニウム・アルミニウム合金などを主とした材料でできた缶です。
サイダーやビールなどの炭酸飲料の容器としてよく見られます。
国内の飲料用アルミ缶製造市場は年間およそ200億缶で安定生産されているとされています。
昭和電工が子会社で新しいアルミ缶高精細印刷を実現すると発表
昭和電工株式会社は2016年10月31日、アルミ缶の少量多品種に対応する量産工場ラインの新設を決定すると発表しました。
昭和電工の連結子会社、昭和アルミ缶株式会社(東京本社)がその印刷技術を開発しました。
アルミ缶にインクジェット方式で写真に匹敵するほどの高精細印刷を実現するとしています。
昭和アルミ缶は600dpiとグラビア印刷ほどの高精細印刷ができるのだそうです。
栃木県小山市にある昭和アルミ缶小山工場に新印刷方式の生産ラインを新設します。
昭和アルミ缶株式会社は2016年の12月中旬から量産を開始する方針です。
新印刷方式のこの生産ラインはおよそ10万缶程度の商品の少量生産を想定して造られます。
「昭和電工株式会社について
昭和電工は日本の化学メーカー・化学工業会社です。
1939年6月に設立されました。
昭和電工の主な事業は石油化学事業部門・化学品事業部門・無機事業部門・アルミニウム事業部門・HD事業部門・エレクトロニクス事業部門です。
昭和電工株式会社のアルミニウム事業について
1934年
に日本初のアルミニウム製錬の工業化に成功しています(1984年に停止)。
それ以来アルミニウム材料・高付加価値加工品を生産しています。
化学メーカーでありながらアルミニウム事業を手がけるメーカーは珍しいといわれています。」
(「昭和電工」 wikipediaより引用)
昭和アルミ缶株式会社は印刷装置を自主開発しました。
一缶あたりのわずかなコスト増によってアルミ缶の高精細印刷を実現しました。
限定もののアルミ缶商品生産向けとして良いニュースではないでしょうか。