資源とごみを考える 1
2017年4月18日
ごみは一般廃棄物と産業廃棄物の2つに大きく分けられます。
それらの廃棄物は焼却処理されたり、不燃物は粗大ごみ処理施設へ運ばれたりしています。
そしてリサイクル可能なものはリサイクルされたりもしています。
焼却施設や粗大ごみ処理施設の焼却残さや不燃残さは最終処分場に運ばれて埋め立てられます。
プラスチック資源について
以前はプラスチックなどの資源を焼却するときに有害物質のダイオキシンが発生するなどの問題がありました。
最近ではプラスチックごみは高温で焼却すればダイオキシンなどの有害物質を発生させないですむことがわかっています。
高温に耐えられる焼却炉が造られプラスチックごみも焼却できるようになっています。
ですので焼却処理での有害物質の問題はクリアされています。
またプラスチック資源ごみのリサイクルも進んできています。
それでも現在でもプラスチックごみは最終処分場で多く埋め立てられています。
生分解性プラスチックに注目
そこで生分解性プラスチックが注目だと筆者は考えます。
生分解性とは土壌や海水中の微生物の酵素によって分解されることを意味します。
埋め立てられても土壌で分解可能だということです。
しかしプラスチックにはさまざまな物質があり、それがそれぞれ用途と用法や目的・条件がいろいろあって役割を果たしている物質です。
ですので埋め立てた際に環境に残ってしまうプラスチックが多量にできてしまっているのです。
生体内分解吸収性プラスチックも分解可能なプラスチック
生体内でプラスチックを分解するのに酵素を必要としないプラスチックを生体吸収性・分解吸収性プラスチックとよびます。
現在でも手術用縫合糸や骨折固定材・医用フィルム・医用不織布などにこの生体吸収性・分解吸収性プラスチックが活躍しています。
分解可能なプラスチックは貴重な物質だと筆者は考えます。
すでに埋め立てられているものもその中で何とか上手に分解・処理できるものがないものかと考えてしまいます。