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自家製梅の実の食用加工

筆者の実家の庭には梅の樹があります。
実家の梅の実の収穫は4月の終わりから5月のはじめでした。
今年は梅の実がたくさんとれました。
梅の実は結局今年は実家から6kg、岡崎の畑から2kg計8kg貰ってきました。
1kg分梅の梅醤(うめびしお)と残りは自家製梅干しとを作りました。

自家製梅干しつくり
梅の実を収穫してから自宅の風通しの良い日陰のところに2・3日置いておきます。
2・3日経って梅の良い香りがしてきたら一晩か半日水につけます。
こうして水につけることで食べた時に種がとれやすくなります。
水につけた後の梅の実を大きさ別にだいたいで一つ一つ選別します。
その時に一つ一つの梅の実のヘタを楊枝で取り除きます。
そして水切りをして水切りした後の梅を焼酎で洗います。
我が家では梅の実1kgあたり50cc程度の焼酎で洗います。
洗った後の焼酎は捨てます。
焼酎が乾ききらないうちに10%~20%の重さの塩を梅の実にまぶします。
(このときカビにやられない程度でおいしくなる程良い量の塩をまぶすのが秘訣です)
消毒した容器に入れて軽く重石を載せて塩によって梅から出た水分の水が上がるのを待ちます。

赤紫蘇を1kgに一束くらいの量で塩で揉んで少量の梅酢でさらにそれを赤くなるまで揉みます。
梅酢と塩であと2回くらいさらに揉みます。
そうして梅の実に載せる赤紫蘇の下ごしらえをしておきます。

梅の実のほうは重石で梅の実の水分が上がりきったらこの下ごしらえした後の赤紫蘇を載せて土用(今年は7月の19日です)・梅雨明けまで待ちます。
この日にちを過ぎたら梅を竹ざるに取り出して干します。
梅干しは酸が強いため容器に金属付属のものを用いるのには向かないです。
梅干しの保存には金属のものは厳禁なのです。
梅干しが1日で乾いたらもとつけこんでいた梅酢に戻して1日(若しくは一晩)置き、そしてもう1日干して乾いたら梅干しのできあがりです。
出来上がった梅干しは別に容器に入れます。容器は上記のように金属・金属付属のものは避けましょう。

自家製梅醤(うめびしお)つくり
我が家には梅醤作りに梅の実1kgを使いました。
1kgの梅に5%の塩50gと赤梅酢(梅干し作りに使用したつけこんでいた梅酢を活用しました)を100ccほど加えて水気がなくなるまで混ぜます。消毒した保存ビンに入れて保存します。
梅醤はほうじ茶と水で熟した梅の実(保存ビンに入った上記の梅)を30分くらい煮て作ります。
熟した梅の実ならば多少傷んだ梅の実も使えます。
ほうじ茶で煮込んだ後ほうじ茶を捨ててもう一度煮込んだ梅の実のほうを水で10分ほど煮込みます。
上記のような煮る工程は要は梅の実の毒抜きの意味があるかと考えられます。
梅醤は風邪や夏バテ予防向きの調味料です。お吸い物に使われたりしています。