自動運転バスの実証実験
2018年2月27日
自動運転バスの実証実験が2017年11月に滋賀県東近江で行われました。
実験車両は20人乗りのマイクロバスです。
高精度のGPSとセンサー、それからアスファルトに等間隔で埋め込まれた磁気マーカーを活用して予め記憶させたコースを自動で走行させました。
この道路のアスファルトに埋め込んだ磁気マーカーを製造したのは愛知製鋼というメーカーです。
この自動運転バスの実証実験は国土交通省が9月から道の駅などを拠点として自動車の自動運転を全国13ヵ所で行った実験の1つです。
国も平成32年までに国内の過疎地で自動運転車の実用化を目指しています。
日本には2025年問題が迫ってきている
すべての団塊の世代が2025年に75歳以上になります。
計算上全人口の2割弱の約2200万人が75歳以上となり超高齢化社会が将来待ち受けています。
超高齢化社会では医療費の増加の問題も抱えることになるようです。
これは高齢者だけの問題ではありません。
将来医療費用や国民皆保険を超高齢化社会で守っていくには、支える側・働く世代への負担として重くのしかかってくることは避けられない問題となってくるでしょう。
高齢者の車の運転事故、高齢者の自動車免許自主返納で直面する課題
最近、高齢の運転者によるアクセルとブレーキの踏み間違いによる事故や走行道路の逆走などの事件が発生してきています。
警察の呼びかけで高齢ドライバー自身での自動車運転免許の自主返納も進んでいます。
都心部には交通の便は進んでいますが、今度は過疎地や山間部など田舎の交通の便の問題解消もこれから直面してくる課題です。
少なくとも生活地域で病院やクリニックへの通院や買い物での外出に不便がないように交通を設計する必要もあるのかなと考えられます。
こうした課題をクリアするための具体的な交通の便の改善に上記の自動運転のバスの実証実験の研究・開発と普及が今後将来的に役立ってくるかもしれません。
安全面での課題はまだまだたくさんあると考えます。
ですが、課題への解決方法が見出されたらそれを積極的に合理的にこつこつ着実に予め実現化していくことが今からでも求められている、そんな大切な時期なのかもしれません。