モビリティ・マネジメントのビジョンからコネクテッド化したらどうか 2
2018年2月16日
便利な「Google Map」
筆者は現在地から目的地までのルートと時間や距離をGoogleのAndroid端末スマホから検索して正確な交通に関する情報を得ることができます。これは大変便利です。
人の移動も、例えば筆者がふと発想したことはモビリティ・マネジメントの新しいサービスをつくり出してその新サービスで検索通りの便利な移動を実現可能にすれば、それはまた新しい移動のサービスの1つとして考えられるのではないかということです。
筆者が考えるのは高級車向けのコネクテッドカーのビジョンよりも、かゆい所に手が届くほどの移動を実現する車のサービスが必要なのではないかということです。
アマゾンで購入した商品がすぐ移動してきて注文主のところに届けられているように、人の移動もGoogleMapなどで検索した時間やルートを参考に移動を可能にすることを実現可能にする車のサービスは悪くないのではないかと筆者は考えています。
団塊の世代がすべて後期高齢者になる2025年問題を前にいろいろと筆者も良いビジョンがないか思索してみましたが、かゆい所にまで手が届く「移動のサービス」には現役世代で稼いで買い物をする高級車・普通車を購入して活用する消費とは違う消費のかたちで、車を持てない・持たない、自動車運転免許を返納した世代などの消費者の眠れる消費を生み出し、そしてきっと必ず移動のサービスは求められてくるサービスなのではないかと筆者は想像しています。逆に言えば2025年問題の中に想定される課題の解決法の1つになるかもしれません。
モビリティ・マネジメントの発想でコネクテッドしていくことを考えると、当然消費のかたちとしては、電車やバスなどの公共交通機関と同じような少額の消費の移動のサービスが考えられます。
現在の日本の現状を考慮すると、車を持てない・持たない消費者や自動車運転免許を返納した高齢の消費者などが将来的に移動のサービスに関する消費をする主なお客となる可能性があります。
モビリティ・マネジメントからコネクテッド化していくことはこのお客の眠れる消費をしっかり生み出すサービスに将来的にはなるかもしれません。
筆者はここにモビリティ・マネジメントからコネクテッド化していく意義があると考えています。
少額で多くの利用者から移動のサービスにペイしてもらえることは経済的に重要な消費・収益につながると考えられるのです。
さらに筆者はITやIT技術に詳しいわけではないのですが、各地域や各地方自治体など地方ごとに移動交通環境のためのサーバーやデータセンターなどを設置などして、データの管轄やAI半導体の自動運転に必要な通信や位置情報・画像認識などの情報がよりスムーズに獲得できるようになるのではないかと想像します。
また、移動状況に応じたそれぞれの地点・現在地から目的地までのビッグデータが各地方・地域、各自治体で管轄して協力することでより省データで活用できるようになるかもしれないと考えます。
データ利用や活用においてデータの省データ化はAI・AI半導体の活用において重要な課題の1つではないかと想像されます。