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綺麗な仕事ぶり

ilm2007_03_0016-s

たまに見かける制御盤の扉を開けると配線がたくさん走っています。
その配線には組み上げた作業員の方のこだわりが現れるそうです。

制御盤にはスイッチやリレー、端子台などの大きな部品を取り付けるのですが、
レイアウトを考えてドリルで穴を開け、レールやダクトと呼ばれる部材を使用して体裁を整えたりします。
こういった作業も含めて作業員それぞれが一貫して製作していくそうです。

扉部分にスイッチやメーターなどを固定して、制御盤内には必要な部品を配置して固定していきます。
短い配線から固定していくと最後にはまとまりの良い配線になるそうです。
線が太くなると取り回しもキツくなるそうです、電圧の違いで一緒に出来ない場合があるため別に通したりするそうです。

インシュロックで配線をまとめていくのですが、遠くからの配線が途中で束ねた配線の中に埋もれてしまわないようにします。
ダクトといわれるプラスチックのレールのなかに配線をまとめて通す事でスッキリとした見栄えになります。
部品やユニットごとの配線をまとめる事で、メンテナンス時の効率もアップします。
稀に扉の中を見ることはあっても何をする装置なのかは分かりませんが、綺麗な配線を見れば仕事の出来とこだわりが分かるような気がします。