モバイルワールドコングレス2018を通して考える
2018年3月30日
(イメージ画像、モバイルワールドコングレス2013の画像)
世界最大のモバイル機器見本市がスペイン・バルセロナで2018年3月1日まで開催されました。
この見本市は「モバイルワールドコングレス」といいます。
新聞などでまず取り上げられた話題は5G通信の開発の計画の動向でした。
日本国内では5G通信は2020年にスタートすることになっています。
世界の通信事業者やモバイル機器メーカーが集ったモバイルワールドコングレスでは、記者会見で今後5G通信技術を2019年商用化に向けて動き出す計画であることを表明する事業者が相次ぎました。
日本でもNTTドコモが2019年に5Gに向けた投資を開始するスケジュールであると表明しています。
そして現在のところ日本国内では2020年に商用化開始に計画であることには変わらないようです。
ですが各国の通信事業者や機器メーカーの動向は注視していく方針のようです。
スマホの進化が鈍化しているとの説も
2018年3月上旬までの新聞によるとスマホの進化の鈍化が見られるというような見解が記事で表明されています。
スマホの新機種の売り上げの動向も結果としてあまり振るわないようで、進化の鈍化の影響もあるかとも言われています。
こうした動向もあり、次の進化への技術の進歩を惜しむ暇がないというのが5G通信の商用化への前倒し策の攻勢の計画に繋がっているのではないかと見ることもできます。
各社が発表したスマホの新機種について
ASUSのZenfone5やファーウェイのスマホ、サムスンのS9などアジアのモバイル通信機器メーカーの開発した新機種も注目を集めていました。
(2018年2月下旬、3月上旬)
特にファーウェイは成長が著しい中国発のスマホを製造しているメーカーです。
価格.comのスマホの人気ランキングでも1位2位がファーウェイのSIMフリーのスマートフォン製品です。
4位にはZenfone4 Max SIMフリーがランクインしています。
サムスンのGalaxyの製品も10位以内にしっかりランクインしています。
10位以内には日本のメーカーではSONYとSHARPがランクインしています。
(2018年2月下旬、3月上旬当時)
当初の計画よりも5G通信の商用化が前倒しになることは決して悪くはないと筆者は考えています。
スマホなど通信機器の技術やコンテンツ・仕様などの変化・進化は手抜きしないほうが良いと考えているからです。
コネクテッドカーやIoTや5G通信によるコンテンツはどういう具体的な進化になるのか今後に期待です。