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紫雲膏・中黄膏


(画像、紫雲膏)

筆者はアトピーの治療の経験の中で、漢方薬の治療の際に、
「紫雲膏」や「中黄膏」を塗り薬として使っていた経験があります。
最近になって筆者の親が右手を骨折し、7本のボルトで骨を矯正する手術をしました。
手術後はしばらく随分と腫れて、リハビリはしているものの現在でも以前のようには動かせないでいます。
骨折した右腕には金属のボルトが入っているのでアレルギー疾患を予防することに配慮しています。
そんな筆者の親が骨折して衰えた右手に紫雲膏を塗るようになりました。
あと他にもヒルドイドの保湿クリームを塗ったりしています。

紫雲膏について
「紫雲膏は赤紫色のにおいがする膏薬です。
もとが中国の明代の陳実功が著した「外科正宗」にシコン・トウキ・ゴマ油・ミツロウを成分とする潤肌膏が記載されています。
そして紫雲膏は日本の江戸時代の医師、華岡青洲が潤肌膏に豚脂を加えたものです。
紫雲膏は適応症や禁忌があるので使用の際にはそれに注意が必要です。
シコンには肉芽形成作用のある成分があるそうです。
熱性や湿潤がみられない細胞修復を促したい皮膚疾患に向いているようです。」
(「」、紫雲膏 Wikipediaより引用)
筆者の使用経験では、熱性の強い炎症・湿潤の皮膚疾患には下記の中黄膏のほうが向いていて、
紫雲膏は比較的湿潤やただれの少ない・熱性の弱い皮膚疾患向きであるように思われます。

中黄膏について
「中黄膏は同じく江戸時代の日本の医師、華岡青洲によって考案された漢方の軟膏です。
黄色の膏薬でにおいがあります。
成分はオウバク・ミツロウ・ウコン・ゴマ油・豚脂でできています。」
(「」、中黄膏 Wikipediaより引用)
オウバクは清熱作用もあり、筆者は熱性の強い皮膚疾患・熱性の強い湿疹やあせもなどの皮膚疾患の際に使いました。

「医師・華岡青洲は現在に伝わっている漢方薬の医薬として上記の2つの膏薬だけでなく、十味敗毒湯などの漢方薬も考案しました。
世界ではじめての全身麻酔外科手術にも成功した外科医としても有名な医師です。」
(「」、華岡青洲 Wikipediaより引用)

華岡青洲という人は医薬の化学・科学が進んでいる現代の日本にも残る医薬品を考案しています。
たいへんな偉業であると筆者は考えます。
筆者は薬は万能ではないと医師に言われた記憶がありますが、自分・自分の体質や症状に合った薬を選び活用することはとても大切なことだと考えています。
1消費者として筆者は皮膚薬・膏薬は自然派のノンステロイドの品のほうも開発して豊かにしていってほしいと期待しています。