ストロー、容器など使い捨てプラスチック素材の代替品
2019年4月5日
(画像、石灰石)
最近になって欧米で脱プラスチックの取り組みが始まっています。
欧州委員会は2030年までにいくつかの使い捨てプラスチックの使用を禁止するとしています。
脱プラスチックの動きは、まず英国でメイ首相が声をあげました。
海洋を漂うプラスチックによる環境汚染は世界でも危惧されている環境問題です。
この問題解決の取り組みは欧州ヨーロッパがリードして進んでいくと考えられます。
生分解性プラスチック
「生分解性材料とは、微生物によって完全に消費され自然副産物(炭酸ガス、メタン、水、バイオマスなど)のみを生じるものと定義されています。」
(「」、生分解性プラスチック Wikipediaより引用)
100%生分解性のプラスチックの素材が製造・生産ができれば、それは「より環境に良いプラスチック素材」として見直され受け入れられていくかもしれません。
プラスチックは世界でものすごく大量に生産されている材料・素材です。
多くは化石燃料由来のプラスチックです。
これを全面的に100%生分解性プラスチック素材に代替していくということは簡単な道ではないです。
ですが、先進国、先進国の企業が100%生分解性素材や脱使い捨てプラスチックに積極的に開発に取り組むことは非常に良い導きになるかもしれません。
日本でも素材の研究・科学が役に立てるか
今後、環境問題解決に繋がる素材の科学はさらに進んでいくと考えられます。
筆者は2018年9月の記事で日本でも株式会社TBMという会社が「LIMEX(ライメックス)」という新素材を開発していて紙やプラスチックの代替品になることをご紹介させていただきました。
主成分に50%の炭酸カルシウム(石灰石)を使うLIMEXは素材として非常に紙製品・使い捨てプラスチック製品の代替可能製品として非常に可能性に満ちていると改めて筆者は感じています。
TBMの会社のHPによると、TBMはさらにポリオレフィン樹脂などをバイオマスなどバイオ由来成分で賄い、石灰石と配合して製造する100%生分解性LIMEX素材の検討に入っていると発表しています。
この取り組みは特筆すべきことだと筆者は考え・感じました。