洋上風力発電について
2019年6月7日
日本では政府が再生可能エネルギーを主力電源の1つにすることを定めています。
日本ではいち早く普及された再生可能エネルギーは太陽光です。
太陽光パネルはFITという固定価格買い取り制度の後押しもあって日本でもある程度普及しました。
洋上風力を活用した発電は最近になって、日本国内でも政府と企業がこれから取り組むことが大きく報じられています。
太陽光による発電は天候に左右されて、天候によって発電量が変わるデメリットもあります。
洋上風力発電は、設置場所と設備が良ければ、安定して発電量を賄えるとして最近になって注目されています。
洋上風力発電はヨーロッパで普及しています。
「1991年ヨーロッパのデンマークで初めて洋上風力発電が導入されました。
ヨーロッパではイギリス、デンマーク、オランダ、ベルギー、スウェーデン、ドイツ、アイルランド、フィンランド、ノルウェーの順の総発電能力となっています。」
(「」、洋上風力発電 Wikipediaより引用)
日本は海に囲まれた島国です。
しかし、ヨーロッパの場合は遠浅の海で着床式の洋上風力発電設備が設置可能となっている地域もありますが、日本では海底が深い場所が比較的に多く、条件を満たした洋上風力発電設備と場所の設定がまず急務となっているようです。
ただ、日本の政府は企業と一緒になって洋上風力発電の発電事業を積極的に起こそうと動いています。
洋上風力発電は海底に設置する「着床式」風車設備と、海上に設置する「浮体式」風車設備とがあります。
浮体式の洋上風力発電の設備はその技術仕様によりコストがかかるようです。
設置場所と設備仕様とそのコストの問題は日本で洋上風力発電を成功させるための課題であると考えられます。
海外の人の視点では、もっと日本も積極的に再生可能エネルギーの発電事業を推進するべきだという意見もあります。おそらくは電力供給する事業者側にとっては実際の電力普及のコストと電気の料金など価格面で現実としてよく考えていて、なかなか積極的になれないのではないかと考えられます。
オーストラリアでは、陸上風力を活用した発電で、騒音による健康被害を訴える方が出たり、実際に再生可能エネルギーを導入を推進しているドイツやオーストラリアでも電気料金の価格高騰が顕著になって困惑する住民の方も出たりしています。実際の電気料金の価格についてはよくよく慎重に検討する必要もありそうです。
人の健康・環境などの目線でもより良い再生可能エネルギー発電事業の発明と普及や導入がこれからの未来には欠かせないかもしれません。そしてそれはものづくりがその重要な鍵を握るかもしれません。