注目を集めている蓄電池や蓄電システムたちの背景
2021年3月5日
2050年までに温暖化ガス実質排出ゼロ実現を日本政府が目標として定めました。
再生可能エネルギーとそれで生まれた電力を賢く蓄電池に貯めながら使うなどの蓄電システムが注目されています。
目下はじめに石炭火力による発電の新規事業からの撤退が大きく報じられています。
再生可能エネルギーによる発電、電力供給はこれからグリーン政策として欧州を筆頭に推進していく模様です。
欧州では洋上風力による発電のシェアを飛躍的に高めていくことなどが具体的な目標として定められはじめています。
(2020年12月上旬執筆現在)
再生可能エネルギーは太陽光や風力など気候・天候など自然条件に左右されやすく、
自然条件が不安定になると、供給が不安定になりやすい側面が指摘されています。
こういった場合に蓄電池や蓄電システムを間に備えていくことによって上記のデメリットを解決させえいく方法が具体的に模索されてきています。
安全で、安価で高容量の蓄電池が望ましいとされ、あらゆる電池の開発が試されています。
蓄電池の仕様は各大手メーカー独自のものが続々と生まれてきています。
電気を発電する、それを貯める、そして使う。鍵になっているのは電気です。
また、電気は水の電気分解によって温暖化ガスを排出しない燃料である水素を賄うことができる資源でもあります。
電気を基にした水素の燃料としての活用法・調達法がまず大事になってきます。
再生可能エネルギーは蓄電池に貯めて賢く使えるシステムに、
またその余剰電力は水素を燃料として生み、貯めて融通して使う仕組みにしていくことが鍵になってきます。
ただ日本は洋上風力などを活用しようとした場合に、毎年台風がやってくる天候条件が問題として浮かび上がってきます。
洋上で安定した風力が得られたとしても台風で吹き飛ばされて故障などしては困ります。
地産のエネルギーを具体的にどう得て、貯めて、融通して賢く使うために最適な発電方法が望まれます。
再生可能エネルギーによる発電を飛躍的に向上させること、
間に蓄電池や蓄電システムを備え、貯めながら賢く電力を送電する仕組みを得ること、
余剰電力から水の電気分解で水素系の燃料を賄うことなどが重要視されてきています。