燃料としての水素と電気や電池について
2021年12月3日
水素について
「水素はエネルギー変換効率が高く、燃焼すると水(水蒸気)となり、
温室効果ガスとされる二酸化炭素や大気温暖化ガスや大気汚染物質を排出しません。」
(「」水素 Wikipediaより引用)
水素は次世代の燃料の最有力の存在です。
電気と水素の相性は良いと言われていて、余剰電力を水の電気分解に使ってグリーン水素を得る手法が注目されたりしています。
最近では中国で石炭火力を縮小した影響で電力が逼迫したりする事例が発生したりしています。
また、天然ガスの価格が高騰していて燃料の安定調達に課題が出ています。
日本も海外で生産した水素系燃料を自国に調達する動きが加速してきています。
日本は国土面積の比較的小さい島国ですので、燃料の調達、再生可能エネルギーの調達は厳しい現実の課題です。
水素の燃料電池車は未だに高価ですが、トヨタ自動車は電池のコストと車体のコストを大幅に減少させる研究開発をしていくと表明しています。
このことはEV電気自動車に対しても優位に働くと予測されます。
電気自動車も価格がおさまれば普及が期待されます。
中国では安価な電気自動車も販売開始されており、EVの普及に一定の効果が見込まれます。
電池の開発
EV搭載向けの電池はコストや価格を抑えるための研究開発が行われている最中です。
コバルトなど価格が高騰している希少金属を使わない仕様の電池が試されています。
当面はリチウムイオン電池が優位であるようです。
全個体電池も次世代の電池として有力視されています。
全個体電池の実用化はまだ少し先の話のようです。
蓄電池による電力を貯めたり使ったりする技術と燃料としての水素の生成や貯蔵、そして使用が期待されます。
EU主導で進む脱炭素化は日本国内でも今後加速すると考えられます。
水素系燃料を賢く使うあらゆる手法が模索されると考えられます。
クリーンでスマートなエネルギーの消費のかたちが新たに現れてくることを期待したいです。