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ガソリン高と円安と環境対応

2021年11月上旬執筆現在、ガソリンの値上がりが続いています。
直近で1L168.7円となっています。
またトヨタ自動車の2021年9月決算において純利益が1兆円を超え円安が業績の上振れ要因となっています。
アメリカでは少しずつインフレが進んでいます。
99セント日本で言う100円ショップが値上げをしていて、これ以上値上げが進めば店をたたむとショップのオーナーは話します。
天然ガスも需要増で値上がりの流れとなっています。

日本国内でも再生可能エネルギーなどの脱炭素化電源の確保が急がれます。
日本は石炭火力の一定の維持を勧めていこうとしているようです。
しかし、欧州などの国から石炭火力はやめていこうという根強い声があります。
石炭から天然ガスによる火力発電に移行すべきという識者の声などもあります。
同じ火力でも液化天然ガスによる火力は従来の石炭火力の半分と言われています。
再生可能エネルギーのフル導入に向けての期間に、液化天然ガスLNGによる、
よりCO2排出減となる火力発電の当面の活用が現実解なのではないかという意見もあります。

あらゆる産業、ものづくりを支えている電力
電力供給はあらゆる産業を支えています。
その電源構成について、欧米などの先進国主導で気候変動問題や地球温暖化ガス排出削減に向けての改革と努力が求められています。
電源を再生可能エネルギー由来にシフトしていこうという国際的な流れは、日本の国内のものづくりとも決して無縁ではないと考えられます。
CO2排出フリーの電源をメーカー企業独自の努力で確保しようとする動きがこれからも活発化していきそうです。
従来では、ただひたすら製造目標を高めることをしていけばよかったものが、我々が持続可能な開発を実現していくために、
また、次代以降の人々のために環境に配慮した努力義務が加えられてきています。
将来的な需要などを見越して特定の資源や素材の値上がりは否めません。
そういう経済の流れの中で、予算も計画も手間暇がかかりますが、運営にかかる電気のありようは今後改革していかなければならないのかもしれません。