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半導体生産状況の影響による明暗


(画像、イメージ)

パソコン・スマホ販売減速か
2022年末から、パソコン・スマホの売り上げ業績不振で製品が供給過剰になっていると報じられています。
コロナ禍による巣ごもり需要・リモートワーク特需が一服しているとのことです。
また一方で、一部の新製品搭載チップもしくは部材の不足での納期の遅れからか、
2022年末、家電量販店でも日本国内メーカーの一部のノートPCの2022年秋冬モデルの店頭展示・販売も若干遅れたようでした。

スマホは複数年、機種によっては5年程度使用できるなどとも言われています。
スマホも電池交換など修理して長く使い続けるユーザーもあるようです。
他方でグーグルのスマホPixelシリーズは売上が好調であるようです。
クラウドストレージの普及が進んでいる昨今、ノートPCやスマホ製品も成熟してきています。

筆者の周辺ではモバイルノートPCやタブレット端末でリモートワークをしている人を見かけます。
特にアップルのiPad ProとMacbook Airは搭載しているCPU・GPUのチップ(M1、M2など)が同じであることが注目されます。
省エネかつ高機能で微細な設計の優れたチップが搭載されることでiPad ProなどもOSがアップデートされてより高機能・便利に変貌してきているようです。
IT製品やカメラの製品の仕様の動向はYouTubeなどで購入レビューや解説するYouTuberなどもいてその情報に一定以上の人気があるようです。
プログラミングの流行もあって、IT機器を取り巻く技術進化は進んでいます。

モノによって半導体不足・半導体供給過剰となっている現状
自動車製品に搭載する半導体は不足が続いているものの、
パソコン向け、スマホ向けは供給過剰で在庫調整が2023年しばらく続くとの見方が報じられています。
(2023年1月中旬執筆現在)
超微細化された最新のロジック半導体が注目されがちですが、
電気自動車等の製造を支える半導体の種類や仕様はパワー半導体やアナログ半導体などいろいろとあるようです。
筆者は決して半導体の詳細について詳しいわけではないのですが、
ノートPCやスマホ製品が成熟してきて巣ごもり需要も一服感があるなか、
自動車製造を取り巻く半導体の不足が見受けられる現状が気になるところではあります。